春浅くして雪深し
雪が深いなどというタイトルでは雪国の人に申し訳ないが、この冬、雪の一度も降らなかった当地で朝の犬の散歩に出てみたら、四周の山々が真っ白になっていたのには驚いた。
寒さは昨日の朝の方が強く、今朝は霜も降っていなかったのだが、どんよりした曇り空に霞んで見える山々がかなり白かった。最初見た時は低い雲が山肌を覆い尽くしているのだろうと思ったのだが、明るさを増してくるとどうやら本物の雪が積もっているようなのだ。
肝属山地の霊峰「国見岳」。887m。
肝属山地の最高峰「
甫余志岳」968m。
吾平富士こと「中岳」とその後方に聳える「
八山岳」(最近は「大尾岳」と呼ぶらしい)941m。見たところ標高500m位から上で雪が相当に降り積もったようだ。
上掲の三写真は晴れ間の広がって来た11頃に、吾平町内で撮影した。
大隅半島の「高隈山地」は我が家の北側の畑地帯からよく見える。
我が家辺りから見える主峰は御岳1182m。この山は9合目から上が
岩峰なので
積もった感じはなかなかアルペン的である。
左端のピークは「妻岳」といい、1145mのピラミッドだ。登り勾配は40度ほどあるだろう。だが不思議なことに岩峰ではない。
ズームアップぎりぎりで撮影。どう見ても北方の雪の嶺ではないか。
我が家から西へ5、600メートル
行くと田淵町との境に茶畑があり、茶畑越しに実は桜島が見える。さっきの高隅連山の稜線を西(左方向)へ辿ると、左端近くにこんもりと白いものが目に入る。これが桜島(の頭)である。
これもぎりぎりズームアップで何とか撮影。晴れてはいるが快晴でないうえ、大陸由来のPМ2.5の影響もあり、霞んでいるのが残念だ。
遠望とはいえ雪の情景は清々しくていい。できればひと冬に一度くらいは平地にも 降り積もって欲しいものである。
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コメント
以前、輝北町市成界隈の記事にコメントをしましたRQと申します。
冠雪の画像を見ますと北国かと思ってしまいますが、肝属山地や高隈山地だと考えると不思議です。
正月は帰省し、吾平山陵迄初詣に行ったり西原慰霊塔や旧野里小学校跡の桜花の碑に手を合わせてきました。
よそに居住していると望郷の念に駆られることが多々あります。その度に鴨着く島を見ては田舎を思い出しています。
投稿: RQ | 2014年3月 9日 (日) 21時40分
12日には花岡中学校の出身で、いまは千葉県で暮らしている女性から、16日に東京で同窓会を開くが、このブログを見て「同窓会に花を添えるのに何でもいいから花岡に関する情報が欲しい」と頼まれ、ちょうど書架にあった「花岡郷土史」という本を送りました(一冊しかないので贈呈ではなく貸本で)。今頃着いているはずです。
投稿: kamodoku | 2014年3月14日 (金) 21時46分