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ノルマンジー上陸作戦決行70周年記念式典

 フランスで挙行された「ノルマンジー上陸作戦決行70周年式典」には、当時のドイツと戦って勝利した側の国々が集まった。(写真は今朝7時ののNHKニュースから。以下同じ)Cimg9000ノルマンジー上陸作戦はドイツによって占領されていたフランスを解放するための作戦で、対独戦争の掉尾を飾る大規模で華々しい戦いであった。これによってナチスドイツはフランスから掃討され、やがてナチスドイツを率いたヒットラーも自殺に追い込まれることになった。

 対ドイツ戦勝記念のような作戦であったからそれを祝う席にドイツの出席は無いだろうと思って見ていたら、何とメルケル首相の顔が見える。画面に向かってプーチン大統領の右隣りの人物のすぐ後ろである。 Cimg9014報道ではそんな不可解にはお構いなく、メルケル首相がプーチン大統領とメルケル首相の蔭になっているウクライナ大統領(ポロシェンコ)との<仲介役>を買って出ている風な様子をとらえていた。Cimg9005 カメラが少しずれて蔭になっていたポロシェンコ大統領の顔が見えたが、実に忌々しいというか不機嫌な顔をしている。仏頂面でおなじみのプーチンも真っ青だったろう。 Cimg9003_2ウクライナ問題で冷え切っていた米露両首脳が久々に「立ち話」をしたとかで、これを演出したフランスのオランド首相の外交手腕が持ち上げられていた。なるほどこれが首脳外交というやつか。

 ところがこれを上回るのが、ドイツの外交だ。対独戦勝利の最大の作戦が行われた式典に当の成敗された側のドイツ首脳が堂々と参列しているのである。

 その言い分はこうだろう。

―確かに70年前、ドイツは英米仏はじめソ連とも戦い敗れましたが、あの時の政権はナチスによる一党支配の非民主主義的ドイツでした。もともと望むべくして民主的に立ち上がった政権ではなく、ファシズムの流れの中で強権的に作られたのがナチスドイツですから、ナチスがいなくなって元の市民的なドイツに戻ったのです。

 したがいまして、私どもドイツ国民にとって、ノルマンジー作戦からの連合国軍の対ナチス戦争はわがドイツの「解放」戦争でもあったのです。ですから現代のドイツ国民を代表してドイツ国民がナチスからの解放を獲得したこの作戦の70周年記念式典に参列して祝うのです。

 こういうのを巧妙な(詭弁的な)外交戦略というのであり、日本人は逆立ちをしても真似ができないだろう。

 このようなドイツのやり方を見て日本人の多くは、「ドイツは偉い。ナチスの残滓を真剣に拭い去ったドイツに日本も見習うべきだ!」などと、思ったりするが、ドイツと日本の対英米戦争の意義が全く違っているということを見過ごしている。

 ドイツの対英米仏露戦争はいわゆる白人帝国主義者同士の角遂であるのにたいして、日本の対英米戦争は白人植民地主義とそれへのカウンターだったのである。前者にはユダヤ人問題とホロコースト問題が横たわってはいたが、基本的には「兄弟げんか」、後者は人種差別問題を根底とした「他人同士のけんか」であった。

 日本も来年(2015年)英米にこう言ったらいいのだ。

・・・今度、対日戦(太平洋戦争)勝利70周年式典が開かれたらぜひお招き下さい。日本は第一次大戦後のパリ講和会議の際に「人種差別撤廃法案」を提出しましたが、賛成多数でありながら英米に葬り去られたのです。その後、英米流の植民地主義とは違う形の台湾統治や日韓併合を行い、それなりの成果を上げてきましたが、結局、欧米の連合軍の前に敗れました。

 しかし戦後は各植民地が欧米の桎梏を離れどんどん独立を果たしました。

 この有色人種諸国の独立を祝おうではありませんか。日本は負けましたが、戦った結果多くの植民地は解放へと向かったのです。これを日本人は祝わずにいられないのです。お招きいただきましたら大変うれしく思います。

 安倍さんに注進してやりたい!











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