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広島市安佐地区の土砂災害

 一昨日の未明に土砂降りが3時間ほど続いたという広島市の安佐地区で、大規模な土砂災害が発生した。

 昨日までの報道では、死者39名、行方不明7名だったのが、今朝は行方不明が一気に増えて51名となり、死者・行方不明者が90名。まさに寝耳に水の災害である。Cimg9901 朝7時のいつものニュースでは、下のテロップでも「計90人のおそれ」と曖昧さを隠していない。(画像はすべてNHKニュースから)Cimg9902 土砂崩れの現場は安佐南区と安佐北区にまたがっている。特にひどいのが南区の方にある八木地区だ。ここだけで25名の死者を出している。

 八木は広島市の中心部から太田川沿いに10キロほどの北東に位置し、背後に山々は迫ってはいるがそう深い谷間にあるという印象はない。

 実は、安佐北区の可部町三入に2年弱住んでいたことがあり、平成3年から5年にかけてだが、上の画像にある「三入南」がまさにそこであった。可部の町で買い物や学校・病院のほとんどの用は足りていたので、八木とか緑井などは広島市内や宮島へ行く際に車で通るだけだった。あの辺りは東側に大田川の広い河川敷などが散見されて、むしろ広々としている地域に見えたものだ。

 可部以北の方がより深い谷間となっており、そっちの方がひどいかと思って報道を見守ったのだが、そうではないらしい。Cimg9907 八木の災害現場は広島県が過去に調査した時点では「土砂災害警戒区域」候補に挙がったものの、見送られたらしい。担当者は設定しておくべきだったと悔やむようなことを言っていた。Cimg9913 土砂災害の研究者が八木地区の現場に入ったが、山からの花崗岩の巨岩交じりの「まさ土」の破壊力はすさまじい。「まさ土」は花崗岩が風化してできた砂状の土で、水を含むと一気に流れ出す。鹿児島のシラス火山灰に似ているが、シラスの方は若干の粘着力があって滝のように流れることは少ない。

 画面の向こうに瀟洒な県営住宅が無事に残っているが、1階にはほとんど土砂が流れ込んでいるらしい。こんな危険区域に県営住宅を建てた気が知れない。もしかしたら県が調査をした時点ですでに建っていたのかもしれない。そのために今さら「土砂災害警戒区域」というわけにいかず、指定から外したのではないか―と勘繰りたくなる。Cimg9916 専門家は現場を目の当たりにして、想定外の降雨量と「まさ土」流出の因果関係を説くが、ここに県営住宅を建てた是非についても十分に見解を述べて欲しいものだ。

 8時の民放のニュースでは、行方不明者がまだ増えそうだということである。

 2年間住んでいた三入地区は伝統行事の盛んな所で、小正月にはすぐ近くの根谷川の河原で無病息災を祈って鏡餅を焚き火で焼いて食べる行事(どんど・とんど?)に家族そろって参加した。

 また、長男が通ったことのある三入小学校の東方の丘の上にある三入八幡宮では秋祭りに石見神楽が奉納されるとあってこれも家族で見物に行った思い出がある。

 そんな三入地区で大きな災害になっていないか気になるのだが・・・。













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