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御嶽山の噴火事故

 木曽の御嶽山(おんたけさん=3056m)と言えば、よく知られた民謡「木曽節」で、いの一番に謳われている名山だが、9月27日(土)の11時52分、突然噴煙を上げた。Cimg0553 NHK夜7時半からの「クローズアップ現代」(9月29日)では、番組制作のため御嶽山を登って撮影していたクルーがその最中に、噴火に遭遇し、カメラでとらえた様子を放映した。Cimg0549 撮影クルーは噴火の50分前に8合目の王滝山荘に到着し、連休の土曜日とあって多くの登山者に出会っている。その時点では前触れらしきものは何もなく、至極ふつうの著名登山地の姿を写していた。

 クルーはこのあと数十分で山頂に到り、それから北にある摩利支天岳(2950m)に移動し、そこから御嶽山の山頂方面を撮影していたが、まさにその時に突然白い積乱雲のようなものがモクモクと昇りはじめたという。

 最初、噴火とは気づかず、しかし雲にしては動きが早過ぎると悟り、「噴火した」とクルーの誰かが叫んでいたのである(最初の画像)。

 摩利支天岳は御嶽山山頂からわずか750mしか離れていないが、それでも大爆発のような音は聞こえていなかったという。Cimg0538 9月30日NHK朝のニュースでは、死者・心肺停止者併せて36人という。まさに「想定外」の大惨事になってしまった。Cimg0529 かなりの大きさの「噴石」が飛び(UFOではない)、Cimg0532 100度に達する熱と火山灰、そして硫黄分を多量に含んだ熱風が登山者を襲ったのである。Cimg0547 登山口まで無事に降りてきた登山者の灰まみれの姿にはびっくりする。

 予兆はなかったのか―と誰しも思うのだが、噴火の一週間前に突然の群発性地震が山頂部には起こっていたのを気象庁の火山観測を統括している部局では認識していた。しかし2日ほどするとパタッと地震が収まったので、「入山規制」につながる「レベル3」に格上げすることはしなかった、そうである。

 結果としてはレベル3に引き上げて入山規制すべきだったのかもしれないが、それはあくまで結果論であって、山頂付近にいた登山者も噴火直前までまさか吹き上げるとは誰ひとり予期しなかったほどの突発的噴火(水蒸気爆発)であってみれば、気象庁を責めることはできまい。

 ここは、自然現象のしからしむるところとし、亡くなった人の浄福を祈りたい。山好きは純な人々が多いから、きっと真っ直ぐに往生されるだろう。

 ※桜島はこの40年近く、入山規制に当たるレベル3が適用されているから、こういった事故は起きようがないが、ちょうど100年前の1月12日には島の2割ほどの地区が熔岩に埋まるほどの大噴火を起こし、対岸の鹿児島市と合わせて58人が亡くなっている。

 規模に比べて死者の数の少なかったことは意外だが、つね日頃から火山の脅威と恵みに親しんでおり、ちょっとやそっとの異変ではどうもなかった(どうもないような暮らしぶりだった)。

 自然現象への信仰心にも似た畏怖(おそれ)を持っていたからだろう。
















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