障子貼り
去年はせっかく新しい障子紙を買って来ておいたのに、時間が無くて貼らずじまいだった和室の障子を貼り替えることにした。
昨日のうちに紙を剥がして水洗いしてあった4枚の障子(うち2枚はタタミと同じ大きさ、あとの2枚はその半分強の大きさ)を和室に持ち込んで紙を貼った。 畳の半分の方の2枚はそれぞれ15分足らずで完成したが、タタミ大の物はそうは行かない。
今回は初めて糊を水に溶かない<スティックのり>でやってみた。準備するのは障子紙、60㎝の定規、カッターそしてスティックのり。 スティックのりを木の枠に1.5センチほどの幅で塗って行く。水に溶く糊だと新聞紙を下に敷かないと、水状の糊がポタポタ垂れてタタミを汚してしまうが、今度のはその心配がない。(それなのに敷いてあるのは木の枠がタタミをこすってイグサの逆向けができるのを防ぐため。)
枠と桟のすべてに糊を付けたら、上のほうから障子紙を貼って行く。今時の障子紙は障子の幅(約90㎝)の大きさがあるので上から(下からでもよい)やや抑え気味に下まで巻紙を伸ばし広げるだけでよいから便利である。
もう少しで下まで貼れる。
一番下までカバーしたところ。丸まっている部分が手を離しても丸まって元に戻って行かないのは、当然ながら糊が付いているからだ。
昔、家の障子の貼り替えをよくさせられたが、あの頃は障子紙と言えば江戸時代以前の手紙などをしたためる巻紙と同じ幅(30㎝位)のもので、縦ではなく、横に5~6段で貼って行ったものである。 枠の部分に貼られた障子紙は貼り幅より多めに付いているのでカッターで切り取って行く。その際に定規が必要だが、短い定規よりは長い定規の方が下まで真っ直ぐに切るうえでは都合がよい。しかも能率的である。
スティックのりは水っぽくないので貼ってから5分もすればカッターで切り下ろして行ってもすうっと切れる。(昔の水糊の場合は紙に水分が滲んでいて、ある程度乾燥させてからでないとカットする際に紙が水で滑って切れ損ない、紙がしわになったりしたものだ。) 引手ほぞの部分も障子紙が覆ってしまうのでカッターで切り取ると、姿を現す。
どうやら完成。40分ほどの時間がかかっている。もう一枚も終えると始めてからちょうど2時間が経っていた。
最近の障子は下の部分にコロが付いているので、すべりが格段に良くなっている。
西側の窓に建て付けて終了。
これだけで正月がぐんと近づいたような気分になる。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- オウム真理教教祖の死刑執行(2018.07.08)
- 15年を経た我が家(2018.04.26)
- 日米同盟リセットの勧め(2017.06.04)
- 鹿屋市への提言(2017.05.15)
- 森友学園問題(2017.03.24)
コメント