お年玉は火山灰(鹿屋市池園町)
1月2日。今朝も昨日と全く同じ天気だ。
空全体がどんより曇り、東を見るとやはり肝属山地の上空には黒っぽい雲が停滞していた。 7時40分頃の東の空。
高圧鉄塔の真上がこの時期の日の出の位置で、分厚く覆った雲の小さな窓から光が放射されているだけ。
それでも30分もするとあの黒い雲の上から太陽が顔をのぞかせたが、これも昨日と同じパターン。
ただ、昨日の元旦と違うのは西からの強風がほとんど吹いていないことだ。少しはましか。
ところが、である。
西側の窓ガラスを見て驚いた。桜島由来の灰がべっとりと付いているではないか。 昨日は小雪まじりの強風だったため、外には郵便物を取りに出たくらいで気づかなかったが、窓ガラスといい戸袋といい、相当な灰をかぶっていた。
戸袋の色だと灰の白さがよく目立つ。これが家の西側の戸袋。
こっちは真反対の東側の戸袋。西風が直接当たっていないのでうっすらと被った程度。
大晦日の早朝にかなり大きな爆発があったようで、朝の「桜島噴火情報」というテロップで表示されたが、桜島の上空3000m以上にまで吹き上げたらしい。それが北西の強風で流されてきたのである。
鹿児島のNHKのホームページでは桜島の噴火情報がかなり克明に記載されているが、それによると大晦日は早朝と夜8時頃と二回の爆発があり、それぞれ449回目と450回目ということだそうだ。
2年以上前は800回とか900回も爆発・噴火した年が何年も続いたが、去年・今年と回数は半分程度に減少している。
それはそれで降灰の影響が少なくて済むからいいことなのだが、しかし桜島上空3000mまで吹き上げるような大きな爆発・噴火が増えているのが気になる(注:爆発は火口から溶岩流はない。噴火は溶岩が流れ出る)。
もしかしたら、粘着力の強いタイプの熔岩(マグマ)が増えてきて爆発しづらくなっているからなのかもしれない。そうなると蓋が重いため相当に貯めこんでから一気に放出(噴火)という可能性が高まってくる。クワバラ!クワバラ!
外回りを眺めているうちに家の中からモモが出て来ていた。寒いせいかこっちに向かって甘えた声で近づこうとしているところに、ウメが先に鼻面でモモを嗅ぎ始めた。
ほら、モモ!ちゃんとウメと顔を合わせて正月の挨拶でもせんか!
あら、あけまして(目が片目だ)、お目出とうネ・・・。
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