桜島噴火・爆発の活発化
新年に入って早々に「山体膨張が観測される」と報道され、それ以来確かに活発に爆発・噴火が起きている桜島。
午後4時半頃に夕方の散歩にウメを連れ出し、家から出ると間もなく西の空からこちらに向かってくる噴煙が見えた。空は一点の曇りもないから黒雲でないことは確かだった。
ウメの散歩を終えてからデジカメを手に再び外に出た。 噴煙の元の桜島の頂上部は見えないが、そこと思しきところから高隈連山の南を通過して、まさしく鹿屋方面を直撃しようかという所までやって来た。
あとで鹿児島気象台とNHK鹿児島の桜島噴火情報を確かめると、この噴煙は午後4時26分の噴火の物だ。 わが家を含む一群の住宅地に覆いかぶさるかのような不気味な雲。住宅地の向こう北側ではどうやら火山灰が降り注いでいる。
風向きが北西ではなく西北西だったのが幸いしたようで、黒い雲はわずか500mくらい進路が北寄りに行き、直撃は免れた。 さっきウメを連れていた時は、この通路の方向、電信柱のはるか向こうに霧島連山の高千穂峰がうっすらと見えていたのだが、15分後の今、降り注ぐ灰で全く見えなくなった。
黒い灰雲の先端は、向こうに見える肝属連山の方に向かっている。高さからいっておそらく連山を越えることはあるまい。そうなると吾平町や肝付町に降ることになる。
降灰は大変だが、この程度であれば洗濯物が外に干せないことと、車が灰で汚れるくらいが実害で、農作物への被害も、健康への被害もまずないだろう。
しかしさっき確認した鹿児島気象台とNHK鹿児島の情報では、桜島の噴火・爆発は今日だけで何と25回(21時現在)というから驚く。正月から今日までで爆発回数は135回ほどになっているが、今日の桁外れの25回が、回数を大幅に増やしたことになる。
この写真の噴煙は火口の上2100mまで上がったという。5時過ぎにもやはり2100m、そして2時間後くらいには2600mも噴き上げている。1年半前の4000m、5000m級の噴火が起こるのも時間の問題のようだ。降灰だけなら実害は軽微だが、その事よりも、日本列島のほかの地域での火山噴火もしくは大地震の予兆でなければいいと思っているのだが・・・。
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