危うし、桜島!
一日当たりの桜島の爆発回数がついに過去最多を記録した。 その数何と27回。(画像はМBCテレビ18時のニュースナウより)
ところが今これを書いている23時半現在、鹿児島気象台発表の火山爆発速報ではちょうど30回となっている。恐るべし! 夕方5時半までに27回で昨日の26回を超えて最多記録となり、このあと3回爆発したことになる。そういえば昨日も今日も高隈連山が終日霞んで見えていた。
爆発回数の増加したのは「マグマの供給量の増加」と「爆発で飛び上がった火山灰や噴石などが再び火口に落ちて塞ぐので、その分爆発が増える」のが原因だという。
鹿児島気象台の防災担当職員は「心配なことは起きていない」と、県民に冷静を呼びかけている。
なるほどそれはそうで、1回の爆発の際に巨大な噴石などが火口にまた落ちたらもう1回それを吐き出そうとして爆発(再爆発)しているだけだから心配には及ばないのかもしれない。
しかしそもそも爆発回数が多いからこそ、それに比例して再爆発も増えて全体として過去最多を記録したのだから、ここはやはり注意を喚起しておいた方がいいように思う。
気象台が「危ない」といえば住民がパニックを起こすだろうからなるべく控え目な広報を心がけるーという姿勢は分かるが、「一月以来、山体膨張が観測され、マグマの上昇が懸念される中で爆発回数が目に見えて増加しているので、近隣の住民の方々は十分な注視と、いざという時の避難への備えを考慮してください」くらいな広報があってしかるべきではないか。
備えあれば憂いなし!
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