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「例外なき国会承認」で合意

 4月15日に与党の自民党と公明党との間で<自衛隊後方支援派兵>に関して、自民党は「すべてを国会承認に委ねなくてもよい」としたのに対し、公明党は「例外は認められない」と主張して物別れに終わっていたが、今日再度協議した結果、自民党側が折れて「自衛隊派遣についてはすべて国会承認を得る」と譲歩した。Cimg3034 4月15日の記者会見では公明党の方が苦虫をかみつぶした顔だったが、今度は自民党の幸村副総裁(向かって右)の方が浮かない顔をしている。(画像は夕方6時のNHKニュースから)

 いくら日米同盟があるからといって、うかつにアメリカ主導の対テロ戦争に巻き込まれたら大変なことになるので、その歯止めはどうしても必要だ。ブッシュ2世の引き起こした大義なきかつ国連決議なきイラク戦争なんかに派兵していたら、完全にアメリカの犬に成り下がり、それこそ世界の笑いものになる。

 以前にも説明したが、そもそも国連憲章上の「集団的自衛権」という概念は、第二次世界大戦(もちろん太平洋戦争を含む)における英米仏等の連合国側のものであって、敵国であった日独などがもし再び連合国に刃向うことがあったらまた一緒に戦おう―というものなのである。

 日本とアメリカは国連とは無関係に日米同盟を結んでいるが決して対等のものではないように、現在の国連における日本の立ち位置は「敵国条項適用国」に過ぎない。

 いくら日独や日独を支持する国々が増えても、現国連のもとではけっして敵国条項適用国から解放されないし、まして安保理の常任理事国にはなれない。残念ながらこれが歴史認識というものである。

 こんな国連からは脱退してしまえ―と短絡的には思いたいが、そうなったらそうなったでアメリカがより一層対米従属を進めてくるだろうし、中国も堂々と「国連安保理決議なき尖閣諸島占領」を始めるだろう。

 やはりここはアメリカ主導の国連決議なき対テロ戦争なんかに巻き込まれないように、すべての派兵に関して国会の承認を得て行かなければならない。「日本が我々の作戦に参加して血を流してくれれば、敵国条項から解放してもいいよ」と言われても、頑として受け付けてはなるまい。

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