桜島の噴火爆発がハイレベル
昨日は一回しか噴火の無かった桜島だが、けさは早くから4000mを超える噴煙を上げた。NHKの朝7時のニュース中、6時16分に爆発した噴煙は火口の上4100mまで噴き上がり、噴煙の方向は南東つまり鹿屋方面へ向かっている―という「桜島噴火情報」がテロップされた。
居間の外を見ると、さっき6時半に庭に出て体操をしていた時は晴れ上がっていた空が、30数分のうちに見事に黒い噴煙に覆われている。
東方面を見ると、日の出から1時間余りの太陽が、まるでおぼろ月状態。
我が家から500mほど西の、いつもは桜島の頂上部分の良く見える茶畑まで行ってみたが、桜島はおろか晴れていればくっきりと見える高隈山塊も、目を凝らさねば分からないほど霞んでしまっている。
昼食を摂っていると、昼時のNHKローカルニュースで今度は10時過ぎに再び4000mを超える噴煙が噴出したという。
今日はこれで午前中に4000mを超えるのが二回、3000m級が一回と、昨日とは打って変わって大量の火山灰を吐き出している。
これを書いているのは1時過ぎだが、12時台にも3000m級のがあり、今も「噴火継続」になっている。
5月11日、12日と二日連続して一日噴火爆発回数がそれぞれ26回、27回と史上最高回数を塗り替え、トータルでもいま現在575回と、これも史上最高のペースとなっている。
これだけ「こまめに」吐き出していれば、大正大噴火のようなものは起こらない―とは火山噴火の常識だそうだが、一つ心配なのは、これが4年前の東北大震災の桜島的な余震(余波)であり、もっと大きな何らかの本震を誘うのではないか―ということである。
もう一つ今度の桜島活動で不可解なのは、いつもなら5月に入ればほぼ100パーセント鹿屋垂水方面への降灰はなく、薩摩半島側の鹿児島市内への「豪灰」がニュースのトップになるはずなのに、今年はそれがないのである。それだけ西風がいつまでも続いているということなのだが、このままだと梅雨が長く冷夏だった平成5年頃を再現するかもしれない。杞憂だといいが・・・。
| 固定リンク
「おおすみウォッチング」カテゴリの記事
- 雄川の滝(2018.06.26)
- 鬼界カルデラが再噴火?(2018.06.01)
- 吾平神野の春(2018.04.19)
- 鯉のぼり(2018.04.09)
- ソメイヨシノの開花(2018.03.17)
コメント