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箱根火山が新しいステージへ

 一昨日の5月6日、箱根火山の噴火情報が1ランクアップしてステージ2になった。前日に起きたやや深い箇所での地震のためだという。

 火山で起きる地震は「火山性地震」といい、通常の地震は活断層や、地層(プレート)の潜り込み反動によって起こるが、火山での地震はマグマの動きに直結しているらしい。熱せられた水蒸気による活発化はそのうちに収まるが、マグマが動くとなるとその噴出の可能性が高まり、噴火という現象になって表れるそうである。Cimg3441 噴火予知連絡会の藤井会長も、今朝のNHK8時のニュースでそう語っていた。

 今朝の読売テレビ「ウェークアップ」でもそのことは詳しく解説していた。Cimg3434 きのうの大涌谷では、東海大学の専門家が大涌谷に入り、湯本温泉の泉源になっている場所で温泉水を汲もうとしたが、蒸発してカラカラになっており、次の策としてそこから発生している火山性ガスを採取した。

 その分析の結果、「二酸化炭素」「二酸化硫黄」の成分が多くなっていることが判明した。明らかにマグマ自体の動きによるものである。Cimg3402 直接の調査に当たった東海大学の大場教授は、長年の研究調査でも今回のような事態は初めてらしく、このまま鎮静しないとすると本格的な噴火が起こるかもしれない―と危惧していた。

 先日のブログにも書いたが、箱根火山の麓・小田原市付近を震源とするマグニチュード7クラス以上の地震は21世紀初頭までに必ず起きる―とする地震学者の見解(『大地動乱の時代』石橋克彦著)があって、時期的にはもう過ぎてはいるものの、今度の箱根火山の活発化は、<当たらずと言えども遠からず>ということわざに当てはまる現象だと思われる。

 つまり「想定外」の現象ではなく、「想定内」の事象だということである。もし小規模の噴火でもあれば、それが導火線となって小田原地震を誘発する可能性は大ではないかと思う。

 そしてもっと恐ろしいのが、小田原地震は首都圏直下型地震の引き金になるということである。

 上記、石橋氏は、首都圏直下型地震はあの関東大震災のころとは比べ物にならないくらいの被害を東京にもたらすだろうとする。大正の大震災の際、地震そのものの揺れによる死者はさほどではなく、火災による焼死者が大部分を占めていたが、超高層ビルや地下街などの発達はそういったインフラへの直接的な被害はもちろんだが、人的被害に於いては圧死者の数を飛躍的に高めるとしている。焼死者も少ないと言っているわけではなく、割合としては小さくなるというだけのことである。

 このことを前提として、石橋氏は「首都圏の分散」を提唱しているのが目を引く。当然と言えば当然だが、今日のように東京圏一極集中では、首都圏が壊滅的被害を受けたら国家機能そのものがマヒをしてしまう。こんなことは小学生でも分かる道理だろうが、政治家の連中は東京のど真ん中の永田町がお気に入りらしく、たとえば学園都市つくばには、数えるほどしか政府機能の移転が進んでいない。

 もっと迅速に首都機能を東京から分散させなければなるまい。5月17日に投票が行われる橋下大阪市長の提案による大阪都構想が日の目を見れば、分散の受け皿になる可能性があろう。その意味で支持したい。

 自分としては早く皇居を江戸城から京都の御所へ移転してもらいたい。移転というよりは「里帰り」(専門用語では還幸という)であろうが、江戸幕府を倒した象徴として天皇を幕府の牙城であった江戸城に行幸・滞在させるという意味はもう全く失せており、そうであれば元の平安京にお帰りいただくのが自然だ。

 そうすることで、江戸城が空き、いざ首都直下型地震の時の避難場所にもなろう。避難所になるのは非常事態の時だが、それ以外は江戸時代265年続いた戦乱無き平和国家日本の総元締めが居城していた場所として世界からの観光客の絶え間ない所になろうし、天皇の還幸をうけた京都は京都で、1200年今なお続く天皇の御住まいのある都市として、より以上に光り輝く街になろう。皇居に伴って宮内庁は当然移転となる。そのほか文部科学省など文化行政的なものはすべて一緒に京都に移転していいのではないかと思う。





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