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京都が世界一魅力的な都市に

 昼のNHKニュースで、著名な観光旅行雑誌において京都市が「世界一魅力的な都市」に二年連続で選ばれた―とあった。Cimg4786 (画像は午後1時のNHKニュースから)Cimg4788 アメリカの「トラベル&レジャー」という雑誌が毎年世界中の観光都市を対象に選定するそうだが、去年に続き今年も京都が選ばれたという。Cimg4789 京都と言えばお馴染みの東寺などを嵌め込んだ写真が流布しているが、今回の選定理由(去年もそうだったかもしれない)は、Cimg4791 京都御所など皇室の歴史が残り、寺院や神社など2000カ所以上も散在している―ことなどが挙げられているらしい。Cimg4793 観光庁長官も、Cimg4798 京都市長も当然喜びを語っているのだが、忘れてはならないことは上の選定理由に挙げられた「京都御所など皇室の歴史」である。

 京都は承知の通り「平安京」であり、その発展の歴史は天皇の御所の存在とともにあるのであって、賀茂神社系の下鴨神社(賀茂御祖神社)、上賀茂神社および松尾大社以外の神社仏閣はすべて御所、つまり平安京が生まれてからあとの造作でしかない。

 であるから、京都御所が単なるかっての歴史の史跡(文化財)であってはならず、今もなお天皇の「京都における御所」であることに価値がある。

 外国人旅行者が御所に来て、昔のまま大切に保存されているという説明を受けた際に、「なぜ天皇は今ここに住まないのか?」と訊いて来たら何と答えるべきだろうか。『今は東京の皇居にお住まいだから・・・』では納得しないだろう。

 そうなのだ、京都は天皇がお住まいになってこその京都なのである。世界で200ある国々の中で、一カ所の都に1100年近く住み続けた国家元首は天皇だけである。今は明治維新政府が徳川政権を滅ぼした象徴として江戸城を皇居にしているが、元来は京都におられるべきなのが天皇なのである。

 今からでも遅くないから天皇に京都御所へ還っていただいて(これを「還幸」という)、名実ともに京都を日本の顔にしたいものだ。京都観光の外国人も「これぞ日本だ。城に住まない君主なんて日本だけだ。素晴らしい伝統だ」と一層感激するに違いない。

 5年後の東京オリンピックで新国立競技場とやらに2500億円(オプションを入れると3000億!!)も使うそうだが、首都直下型地震がタイムテーブルに載っているというのに呆れるほど豪勢な話である。その半分でもいいから、「還幸」という首都分散化事業に費やしてもらいたいものだ。









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