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箱根が噴火警戒レベル3に!

 昨日のニュースで、小規模噴火が認められたとして箱根火山が噴火警戒レベル3にワンランクアップした、とあった。Cimg4669 火山性地震や火山性微動が増えていることもアップの判断の対象であった(画像はFNNニュースより)。Cimg4673_2 気象庁の会見では、大涌谷周辺の立ち入り禁止範囲を半径700㍍から1キロに広げるという。そのため一部の生活道路が通行できなくなり、箱根町は一部住民に避難指示を出す騒ぎとなった。Cimg4676 対象住民は50人程度とさして多くないが、箱根町始まって以来の避難指示だろう。

 しかし今朝も周辺では新たな火山灰が降っており、さらに小規模噴火をもたらしたと思われる「噴火口」も出現している。Cimg4679 夕方のNHKニュースでは大涌谷を供給源としている温泉約70軒への供給が止められた―という。源泉の急激な減少によるものだそうだ。Cimg4680 源泉を利用している民宿やホテルの経営者は大困りだろうが、実は泉源の枯渇はいよいよマグマ噴火へ移行する過渡期の現象と見てよく、できたら大涌谷から3キロくらいは離れて欲しいものだ。

 というのも、101年前に日本列島内の噴火では20世紀最大と言われる桜島大正大噴火(大正3年=1914年1月12日)の前兆現象として、「井戸水が干上がった」というのが多く見られたのからである。 

 その他には―枯れないまでも井戸水が温かくなった、冬眠しているはずのカエルや蛇が這い出してきた、地鳴りがする―などさまざまな前兆が見られた。

 前兆現象は3,4日前から顕著になり、すでにこの段階で避難を始めた島民もいた。憂慮した桜島村長が鹿児島の気象台に「噴火はしないのか」と何度も問い合わせたが、「大規模噴火はない」との見解のままだったそうである。

 そして当日を迎え、流れた熔岩で桜島が大隅半島と地続きになるという大熔岩流を伴う大規模噴火が始まってしまった。

 この規模の噴火にしては死者・行方不明者58名で済んだのは、さすがに火山と共に生きている桜島住民の智恵と手際の良さが光るが、この「噴火する、しない騒動」を胸に刻んだ桜島では後年、<島民は科学を信ぜず、島民自身の経験に基づいて行動しなければならぬ>と気象台(科学者)への不信感を露わにする石碑を建立している。

 今日に照らしても、地震・噴火予知の科学的解明は道半ばで、やはり常日頃からの危機管理は自ら果たしていかなくてはならないだろう。
















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