大阪維新の会、再び「都構想」
昼過ぎのインターネット上のニュース・毎日放送を見ていたら、橋下氏率いる「大阪維新の会」が、再び大阪都構想を登場させるという情報。(画像は毎日放送のインターネット画面から。以下同じ)
11月22日の大阪府知事・市長のダブル選挙に松井知事と出馬するが、その際にはこの間の住民投票で否決された都構想を再度訴える―という。
今度は住民の意見も取り入れて区割りなどを是正して行くようだ。大いに結構だ、是非ともリチャレンジしてもらいたい。
今年の5月17日に、史上最大の「住民投票」が実施され、維新の会の掲げる「大阪都構想」は有効投票140万のうち69、4万票を獲得し、反対票70,5万票にわずか1万1000票及ばず「廃案」とされ、橋下市長は「もう政治家はやめる。11月の市長選にも出ない」と会見で語った。
何とバカなことを言うのか―と自分は思った。もう一押しすれば賛成が多数になるじゃないか、と。維新の党は既成政党の大合同(自民と共産さえ手を組んだ)に果敢に挑み、ほぼ拮抗する得票を得たのだから勝ったも同然だったのである。
橋下氏は続投して都構想を貫け―とも述べた。
(※5月18日のブログへ)
東京一極集中を是正する受け皿としての都市機能を持っているのはやはり大阪を置いて他にはない。他の百万都市に分散する、という案は一見すると正論のようだが、そうするといくらなんでも散らばり過ぎるし、どの官庁をどの都市に移転させるかで紛糾し、かえって時間ばかりかかってしまう。
その点、大阪なら東京の官公庁の30パーセントなら丸抱えできるだろう。単に容量だけでなく、機能を動かすノウハウまで考慮しても大阪なら可能だろう。
とにかく東京一極集中を早く解消して行かなくてはならない。なのに今度の東京オリンピックが、又もや一極集中を煽っているようで、まことに寒心に堪えない。
お台場のようなゼロメートル地帯に各種競技場や選手宿舎を建設するなどとても正気の沙汰とは思えない。
それより分散型防災機能都市へと生まれ変わらなければ外国からのトップアスリートたちは安心できないはずだ。
大阪都構想が実現し、まずは東京からの官公庁移転が促進され、東京一極集中が少しでも早く解消されることを願う。
さらに願わくば、「還都」が実現されんことを!
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