珍しい筋雲群(2)
5月22日の「珍しい筋雲群」に続く第2弾。
夕方の6時過ぎにテレビニュースを見ていたが、どのチャンネルも「東京五輪エンブレムを白紙撤回」で持ち切りだった。うんざりしてBSフジの『裸の大将放浪記』に替えてしばらく見ていたが、コマーシャルが入った際に居間の外に目を移したら大きな飛行機雲のような筋雲が青空を南東から北西へ横切っている。
立ち上がってガラス戸から上空を望むと、「あれ、また筋雲群だ」と別室に行ってデジカメを手にし、玄関から外に出た。 ほぼ南の空に左下(南東)から右上(北西)に走る筋雲がたくさん出ている。
南の方向からカメラの向きを西に移動してみると、南の空の比較的低い位置から立ち上がった筋雲とは別にほぼ真上にもあり、これも北西方向に伸びている。
筋雲群はどこか一箇所に収斂して行くようだが、頭上の二本の筋雲は、そのまま北西にたどればすぐ近くで交わるように見える。その先にあるものと言えば……桜島だろうか。
だが、桜島は震源というよりは噴源と言うべきで、これがもし地震雲であったら、反対の南東側に震源があるとすべきか、南東側は種子島近海で、前にも小さな地震があったことがある。
5月22日の奄美大島近海を震源とするМ5.1の地震の前兆かと思われる筋雲群が南西ー北東方向に出現したことはブログ「珍しい筋雲群」に載せた。
また、実は8月26日に日向灘を震源とするМ5.2の地震にも筋雲群がわずかながら東の低空に観測されたのだが、あいにく写真は撮れず、ブログ化もしなかった。たしかその四日前だったか、低く垂れ込めた雲がたまたま東の低空だけ切れていて、その隙間から数本の筋雲群が南から北方向に伸びているのが見えたのである。
その時感じたのは、もしそれが地震雲であれば日向灘かひょっとしたら南海トラフが震源の地震だろう―ということであったが、日向灘での発生は当たったことになる。
さて今回はいかに…。
同じ夕方のニュースで、桜島に出されていた噴火警戒情報は4から3に引き下げられた――とあったが、マグマ噴火の可能性は余程小さくなったのだろうか。時期尚早のような気もするが……。
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コメント
自分で自分のブログにコメントを書くというのも何だが・・・。
昨日9月4日に鹿児島近海の奄美大島北東沖でマグニチュード5.4の地震が発生した。
9月1日に見えた筋雲群は北西から南東方向なので、南西方向にある奄美大島は該当しないと思うのだが、念のため。
このところ奄美大島近海でマグニチュード5以上の地震が続いている。また南海トラフに近い日向灘でも5を超えたのが起きている。ちょいと心配。
投稿: kamodoku | 2015年9月 6日 (日) 23時24分