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銃とアメリカ

 アメリカでまた拳銃による無差別殺害事件が起こった。Cimg6170 オレゴン州という西海岸にあり、カリフォルニア州の北側にある州だ。(画像は7時のNHKニュースから。以下同じ)Cimg6172 ローズバーグという町にある短期大学に20歳の男が侵入して銃を乱射したらしい。結果、今のところ10人が死に、20人が負傷したという。Cimg6175 警察が駆けつけ撃ち合いの末、容疑者は死亡した。Cimg6178 こんな事件が相次いでいても、「憲法で保障されている」として頑として銃社会を止めようとしない勢力がはびこっている。こんなにも若者が拳銃で簡単に殺されても何でも絶対に変えようとしないバカな社会だ。

 以前、日本人学生がハロウィーンの仮装姿で誤って別人の家の敷地に入ったところ、問答無用で射殺され、「銃社会を変えよう」などと日本でもキャンペーンが起こったことがあったが、かたくなに変えようとしないのがアメリカという国である。

 今度の事件の真相はまだ分からないが、数字的には10人の若者が一丁の拳銃で殺害され、ひとりの容疑者(加害者)が警官に殺され、都合11人が死んだわけだが、アメリカでは「銃による被殺者」が年間8000~10000人、「警官によって殺された容疑者(加害者)」が年間1000人ほどだそうで、今回の事件はその年間割合8~10対1にほぼ等しい象徴的な事件だ。

 このようにアメリカでは年間の銃による死者が警察官によって殺害される容疑者(加害者)を含めて、年間ほぼ1万人もいる。この数はあのジョージ・ブッシュの起こしたイラク戦争における米軍死者約6000人をはるかに上回る。異常な国柄であるという他ない。

(※ここでは加害者を容疑者としているが、もし日本で同じ事件が起こったら、おそらく警官は射殺まではしないだろう。なぜなら日本では未成年もしくは精神耗弱者によるいかなる犯罪も、警官の正当な自己防衛による射殺であっても容認されないからだ。したがって殺さずに容疑者として身柄確保が法律上最善の判断になっているのだ。)

 アメリカはそういう国情であるから、国民の批判を反らすためにも国外に「悪役」を常に置いておかなければならないわけである。アメリカは「世界の警察官」だから、容赦なく銃砲で悪人を成敗するのに何の外連味もなく、しかも年間の自国内での銃による死者数をはるかに下回るたった6000人の戦死者であの悪の権化サダム・フセイン政権を打倒したのだから「大したもんだろう」というわけである。

 アメリカのこの「悪役をやっつける正義の味方アメリカ」という構図は、たまに日本である消防団員が、「カッコよく火消しをしたい。人に見せたい」という欲望に勝てずに、近隣を放火して回るという事例に心理的には近く、今後も中東はじめウクライナなど各地で火を点けて回りはせぬかと心配だ。尖閣諸島もその火種の洗礼を受けなければよいが・・・。ドンパチを嫌う平和主義者のオバマに代わって共和党から次期大統領が選ばれたらどうなることか・・・と思うのは私だけではあるまい。

 

 










 

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