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二都物語へ一歩

 今日22日に行われた大阪府知事・市長のダブル選挙で、大阪維新の会候補が圧勝した。Cimg6899 (画像は10時のNHKニュースから)

 マスコミでは控え目にしか報道されなかったが、どっこい「大阪都構想」は生きている。Cimg6888 まだ10時の時点では開票率が、府知事選で17.5パーセント、市長選ではわずかに3パーセントだが、出口調査でほとんどが判明してしまう。

 府知事選への各党支持者の投票行動を見ると、自民党の支持者で大阪維新の会候補に入れたのが驚くほど多いことが注目される。半分近くが対立する維新候補へ入れている。Cimg6889 市長選では維新候補への投票は府知事選ほど多くはないが、それでも自民党支持者の30パーセントが維新の若い候補に投票している。

 これは珍しい現象だ。その背景はやはり「大阪都」を支持する人が多いということだろう。もちろん「二重行政の解消」が本丸だが、これに加えて大阪人の反東京意識が強く出たのだろう。できたら東京に並んで「二都」を形成し、一極集中をなくして行こうと思っているのではないか。Cimg6894 半年前の5月17日に行われた大阪都を目指すかどうかの住民投票では、わずか1万票の差、投票総数に対してわずか0、7パーセント及ばずして敗れ、その結果代表の橋下府知事があっさり「大阪都構想は目指さない」と述べ、さらに12月の任期で辞任する―と発言していた。

 しかし、維新以外のすべての政党が反対する中(自共までが呉越同舟した)でここまで拮抗したのなら勝利と言ってもよく、なぜ性急にやめてしまうのか―というブログを書いたが、今度の勝利で再び大阪都構想を復活させるようである。大変良いことだ。

 東京の一極集中の弊害を是正するのは大阪が中心になるしかない。かっては「多極的国土の形成」などと地方大都市を軸に分散を図ると言い、今は「地方創生、地方こそが主役」などと口当たりの良いスローガンを掲げているが、所詮は東京の中央官僚が出した机上論である。

 その点大阪は中央の机上論に太刀打ちできるだけのパワーと伝統がある。大阪独自のものが横溢しているので東京に丸め込まれることはない。大阪都を軸にしてまずは中央官庁の分散受入れを具体的な日程に乗せることが求められる。

 二都が実現したら、そのあとは「還都」だ。明治天皇が江戸城に乗り込んだのは江戸武家政権時代を完全に終わらせるためのシンボルだったが、もうその必要はなくなった。天皇が武家の象徴である城に居住するのは不似合いで、早く京都御所に還っていただく。これが「還都」である。

 そうなると、東京・大阪・京都の「三都」になるが、それはそれで日本の政治、経済、文化の象徴的な街となって行くだろう。








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