初雪(2)
朝の散歩は雪景色の中だった。
ウメは昨日は初めての積雪に躊躇していたが、今朝6時半前に連れ出そうとしたらすんなりと小屋から出て来た。
やはりマーキングした散歩道の臭いが消えているせいか、時折りこちらを振り返って怪訝な表情をする。それでも排尿やら排便やらしているうちに道路の冠雪も屁とも思わずにさっさと歩き出した。 帰ってから雪上で餌を食べるウメ。寒さもなんのその。折しも満月が西の空に落ちかかっていた。(正確に言うと昨夜が満月で、この月は満月の残りである。)
散歩道でもあるビニールハウス群。手前はサツマ芋の畑だったが、1ヶ月くらい前に犂で深く荒起こしがしてあって土くれででこぼこなのだが、10センチ以上の雪に覆われて平らに見える。
ビニールハウスと後方の横尾山系。山々はすっかり雪山の風情だ。
手前のビニールハウスはボイラーが焚かれていて湯気を上げている。一昨日からほぼ終日こんな状態である。仕方あるまい、昨日は最高気温が0℃だったし、今朝の7時の気温は何とマイナス6℃。
3日連続の氷点下も、これほどの降雪もこちらに来て13年で初めてである。 庭に置いてあるプラスチック製の丸テーブルの上は昨日の朝7時からずっと降り積もるままの雪を載せている。
テーブルの真ん中のあたりで何と積雪15センチ余。20年前に大隅半島南部では最も寒いと言われている錦江町田代で暮らしたことがあったが、その頃の大雪でこのくらい積もったのが一度はあったという記憶がある。それ以来だ。
8時過ぎにはすっかり晴れ上がり陽射しがまばゆい。それでも気温はまだマイナス5℃まで上がっていない。大寒とはよく言ったものだ。
今朝はこの借りた軽トラで指宿まで荷物を取りに行くつもりだったが、道路事情を考えて延期することにした(・・・雪に埋もれたからではない)。
実は昨日、大隅史談会の1月例会の予定だったが、荒天のためこちらも延期になっている。その期日は1月30日(土)で、時間・場所は変わらず、午後1時半から4時半まで、鹿屋市東地区学習センターで。
テーマは「邪馬台国時代の古日向」。講師は会長の松下。古日向とは薩摩国・大隅国・日向国の三国に分かれる前の日向のことで、最近話題になった「大隅国が邪馬台国である」という論考も取り上げる。
松下の見解では「邪馬台国」は福岡県八女市郡域で、古日向は「投馬国」。そして「狗奴国」は熊本県域。
投馬国を古日向(現在の鹿児島県と宮崎県を併せた領域)に比定したことから「神武東征」の史実性を引き出したことが一番のポイントであり、2番目のポイントは「伊都国」を糸島市(旧前原町・糸島町)としないことである。
来て、見て、聞いての総合学習に来てみやんせ!
(訂正)
鹿屋の今日の最低気温は気象台の公式発表ではマイナス8℃だった。明日の予報では最低気温がマイナス6℃だそうで、どっちにしても開いた口がふさがらない。
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