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地層の断面(鹿屋市田淵町)

 今朝は6時半頃にウメの散歩に出たのだが、うっすらと霜が降りていた。まったくの無風でさほど強い寒さは感じなかったので、いつもより少し足を延ばして1キロほど先まで歩いたら、道路工事現場のフェンスに出食わした。

 プラスチック製の1㍍ほどの高さのフェンスの中を覗くと、かなり深い溝が掘られていた。まだ薄暗かったので黄土色とこげ茶色の区別が分かったくらいだったが、余りに表面がきれいに削り取られているので、もしかしたら発掘調査?と思いつつ散歩から帰った。

 朝食後にその現場に人が来る時間になったら行ってみようと思っていたのだが、あいにく小雨が降り出したので昼過ぎになって行ってみた。折よく現場用のプレハブの中に人がいたので声をかけると、発掘調査ではなく潅漑用水路の太い水管を埋めるための溝だという。Cimg7866 幅は4mくらいで、深さは一番深いところで3m50㎝という。

 そう言えば発掘調査でないことは、断面が垂直でないことでもわかる。Cimg7869 それにしても奇麗な削り方だ。鋼管を埋めるだけなら底の面だけは正確に平らでなければならないだろうが、側面はこんなに平かつ舐めるようにする必要があるのか。Cimg7868 案内してくれた現場責任者のような若者に聞くと、「いやあ、そう言われるかもしれないけれど、ここは配管が難しい所で途惑っているんですよ・・・」と返事。

 何でも、ここは上から配管して来た水管がすぐ近くにできる「ポンプ施設」に入って行く場所で、入りの水管と出の水管の両方が交差するらしい。

 そんな説明をすると、そそくさとプレハブに戻って行った。(午後3時で6℃と底冷えのする寒さだ。無理もあるまい。)

 そんな工事内容は見当もつかないが、この断面には興味をそそられる。

 道路表面から50㎝ばかり下に「降下軽石」の粒々した層が見え、そのすぐ下には幅5~60㎝の「アカホヤ層」が横たわっている。この層ができたのは鬼界カルデラ(薩摩硫黄島)の大噴火によるもので、約7400年前のこと。縄文時代の早期と前期を分別する貴重な指標である。

 その下は黒土のようなこげ茶の厚い層があり、さらにその下はアカホヤほどの赤さはないが火山灰の堆積層に違いない。いったいいつの物なのか素人には不明だ。シラス(約27000年前)でないことは確かだが・・・。Cimg7873 この現場から大姶良川へと下ってみると、何種類かの鴨が泳ぐ川面の向こう側は工事の真っ最中だった。

 この大姶良川を跨ぐ「水管橋」を造っているのだそうだ。向う岸にはすでにコンクリートの土台(真ん中に水管を通す穴が開いている)が建てられ、さらにその向こうに鮮やかな青色の水管橋が横たわっている。Cimg7874 こちら岸にもコンクリートの土台が姿を見せている。

 川を跨ぐ水路は錦江町や南大隅町などの山間部では時折り見かけたが、こんな平野部の川を跨ぐ水管(鋼管製)はお目にかかったことがない。3月下旬が工事期限だが、その時どんな姿を現すのか、このあたりの風景にマッチするのか気になるところだ。













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