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桜島火山の動向

 夕方のKKBニュースで「かごしまの夢・スペシャル」とタイトルして桜島の今年を占うコーナーがあった(画像はすべて同番組から)。Cimg7688 ゲストは京都大学桜島火山研究所長の井口教授。Cimg7674 まず桜島の活動を振り返ると、8月の旧盆の頃に突然火山性地震が多発し、噴火警戒レベルが3から4に引き上げられた。Cimg7675 地震が続いて収まらないので数日後には火口に近い地区の住民に避難勧告が出され、実際に避難をした人が続出した。

 地震の原因は桜島内部の岩盤の割れ目に新しく熔岩(マグマ)が上昇して貫入したことによるらしいが、9月下旬以降は地震も噴火爆発もすっかり収束し、11月25日には噴火警戒レベルは3を通り越して2にまで下げられた。Cimg7681 この事態は予想外で、7月までは超活発に噴火爆発をしていたのに、まったくの音無しの構えに入ったわけである。これには桜島住民も気味が悪いというようなことを漏らしていた。Cimg7680 前出の井口教授も「今おとなしいのは一時的なもので、いずれ活発化し、長ければ数年という期間継続するだろう」との見通しを述べている。

 その理由が「桜島にマグマを供給しているのは桜島の北の海底にある姶良カルデラのマグマだまり(赤い球体)で、101年前の大正大噴火(マグマの放出)によって沈んだ地殻が90パーセントまで回復して隆起しているのが分かっているので、マグマだまりも同様に90パーセント程度まで供給量が回復しているはずである」というものだ。

 100パーセント回復したら101年前(1915年1月)のような規模の噴火は考えられるかもしれないが、90パーセントではどうなんだろう――と疑問が頭をもたげるが、100年かかって90パーセント回復するのであれば、あと11年でほぼ100パーセントに達することになる。

 100パーセントに達したら確実にマグマが溢れて放出され大噴火となるのだろうが、95パーセントでも放出されることがあるのかどうかが問題だ。もし噴火した場合、その時は100パーセントで大噴火するよりは小さめの噴火で済むのかどうか。明確なことは解らない。

 いずれにしても、この10年のうちに相当な規模の噴火・溶岩流出は避けられないということだけは言えそうだ。

 (追 記)

①霧島連山の中の「硫黄山」で今日(1月3日)、火山性微動と若干の隆起が観測された。気象庁職員が調査に入ったが、噴気の温度は変わらず、ただ少し高温部の範囲が広くなっているようだが、格別の注意は要らない――と判定された。

 この硫黄山は今年になってから何度か噴気の上がり具合が多くなったとの目撃情報があるようになった。あの箱根の大涌谷に似ている面がある。箱根も今は噴火警戒レベルが下げられ、通常に戻っているが、今後の動きに要注意であることに変わりはない。

②今日の気温は全国的に異常に高く、東北以南の列島各地で「統計をとりはじめて最も高い1月の気温」を記録した。4月上旬の桜が満開の頃の気温だという。沖縄では3地点で25℃を超える「夏日」になったそうだ。

 正月の三が日はこれまでも比較的好天気に恵まれることが多かったが、当地鹿屋でも19℃と桜陽気になった。この時期の最高気温の記録はメモしたことがないが、おそらく過去にない高温だったに違いない。

 高温と来れば火山噴火か大地震が連想されるが、どっちなんだろう。霧島火山帯か、南海トラフか。火山島でしかも海沿いに住む人たちは特に要注意だろう。









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