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「日本死ね!」とは!!

 「保育園に落ちた。……(中略)日本死ね!」と書かれたツイッターが話題になっている。

 驚いたのは私だけではないだろう。

 ツイッターを使ったことがないのでどこまで情報拡散性があるのか、知らないが、親友宛てに書いたのではないだろうから、多くの読み手に「つぶやいた」わけで、当然社会に訴えるという含意があってのことに違いない。

 そのことを十分知っての上でそうつぶやいたのなら、非常識極まりない。物事には言いよう、書きようというものがある。

 「日本死ね!」が、「安倍首相の嘘つき」とか「自民党には票を入れないぞ」くらいなら我々ツイッターなどやったことのない人間でも想定内の物言いかなと思うが、いくら怒り心頭でもあんな表現はするものじゃない。

 保育園が足りないというのがそもそもの発端だが、しかし安倍首相も焦っているように子供も足りないのである。だから「生涯産子数1.8人」という目標を掲げたのだが、その一方で「総活躍社会」と旗を振り、専業主婦化してしまったキャリア女性(看護師や介護士、保育士・・・)を引っ張り出そうと躍起になっている。

 これは実は矛盾したことを掲げているのだ。「子供は生んで欲しいが、早く社会に復帰して活躍してほしい」は対立項なのである。子供を家で(専業主婦で)たくさん産んで育てなさい、という一方でキャリアがもったいないから早く働きに出なさい、そうしないと収入もないし、将来もらえる年金も少なくなる――こう言われたら、だれでも早く働きに出なくちゃと焦るではないか。

 子産み・子育ては大切極まりない「仕事」である。介護保険に倣って「子ども養育保険」を創設し、今の児童手当の3倍ももらえるようになれば、「下手にキャリアで職場復帰するより3人産み・育てたほうが実入りも悪くないし、子供にもいい」と考える女性が増えるだろう。

 現状のままで「総活躍」した場合、たしかに社会的な仕事は多くなり税収も増えるだろうが、肝心の子産み・子育てはおろそかになるに違いない。やはり「活躍の足手まとい」になるのが子供だからだ。したがって子供はますます減っていく。

 

 しかし、そう悠長なことは言っていられない。件の「日本死ね!」投稿者はどうしても子供を保育所に預けたいのなら欧米流のベビー・シッターなるものに託したらどうか。月に10万かかっても投稿者が20万稼げればペイするではないか!

 他にも「無認可保育所」「託児所」がないことはない。どうしても働きたいのであれば手段はいくらでも見つかるはずだ。

 現状に不満だからといって、「日本死ね!」はないだろう。

 

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