左巻き!?
昼過ぎに煮込んでおいた鶏がらスープに合うのは中華麺しかないと思い、近所の(と言っても2キロ先だが)Aコープ(農協が出資している小売店チェーン)に買い出しに行き、ついでに夜の酒の肴をもとめた際に、鮮魚コーナーに並んでいる新鮮そうな内之浦産のタイに似た刺身を手に入れて来た。
夕方になってひと風呂浴びてからその刺身を開けようとして「?」と思ってしまった。 よく見れば商品名は「左巻」だ。
何かの間違いだろうと余り気にしないで焼酎のつまみにしながら、「やはりタイの一種だな」と淡泊かつ歯ごたえを感じながら食した。 これがその刺身だが、タイの中でもイシダイによく似ていると思いながら、これと冷やっこで「だれやめ」(鹿児島弁で、だれ=疲れを、やめ=無くす、こと。要するに晩酌)を終えたが、あの商品シールの「左巻」は何かの間違いだろうと、さっきAコープに電話で問い合わせてみた。
――あの商品名は何かの間違い? 冗談じゃないの?
受話器の向こうの鮮魚担当者は自信ありげに、
「いえ、あれは内之浦はじめこちらでは左巻(ひだりまき)と言うんですよ。体表の模様が左巻きになっているのでそう呼んでいるようです。正式にはタカノハダイですが・・・。」
へえ、そうなんだ、と驚き、パソコンで検索してみると、 これが左巻の正体だった(画像はウィキペディアから)。なるほど体に見事な線模様がある。だけど、どっちから見て左巻きなんだろう。
ウィキペディアによると、タカノハダイは房総半島以南に棲むスズキ目で、最大45センチにまで成長する白身の魚。
しかしながら「サメやウツボのように身に臭みがあって一般的には食用にしない」と来た。
うそだ、そんな臭みなどは無かったぞ。
内之浦産のタカノハダイは水くさくなかったのである。
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