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ああ、モンゴル大相撲!

 いやはや、恐れ入った取り口。Cimg8539 同じモンゴル出身横綱日馬富士との大一番――と思いきや、軽い右張り手で立ち会うと、すぐに左へ変化してあっさりと勝利を決めた(画像は29日朝のTBSから)。

 見物客からは落胆のブーイングが響き、土俵上の優勝インタビュー中にもヤジが飛ばされ続けた。Cimg8542 これについて街角インタビューで流されたのが、まずはブーイング派に属すると思われる女性。これが普通の感覚だろう。Cimg8544 これに対し若い女性は、「勝つことにこだわり、その意味では悪役に徹している。だったらなお白鵬はスゴイ」そうである。

 へえ、そうかね。勝てばいいってもんじゃなかろうに・・・。こういう「意地でも何でもとにかく目的こそが大事で、それをやり遂げたんだからえらい!」という若者が増えているような気がする。

 目的のためには手段を選ばず――という考え方につながるが、それで委員会?(いいのかい?)Cimg8548 「勝ちゃあいいんだろ!」の本家本元の元横綱の朝青龍のツイッターがちょこっと紹介されていたが、こういうヤカラが大相撲の品位を下げてまくって来て今の「モンゴル大相撲」になってしまった。Cimg8535 一夜明けての記者会見で、「インタビュー中に涙を見せたのはどうしてか」という質問に――母国でアルツハイマーを患い療養中の父親に対して、しばらく優勝から遠ざかっていたが、また優勝して喜ばすことができたこと――で感極まったらしい。

 「モンゴル大相撲」になってから、「猫だまし」「張り手差し」など、本来横綱がとったら見苦しいやり口でさっさと勝ちを決めてしまうケースが多過ぎる。「懸賞金ドロボー」と言われても仕方あるまい。もっとがっぷり四つに組んでくんずほぐれつの観客を沸かせる取り口を見せてくれ。

 観客は結構な料金を支払ってわざわざ、ワクワク感を味わいに見に行くのである。あんな相撲ではストレスを発散するどころか逆に溜まるではないか!

 また、懸賞金を掛けている企業もあんなつまらない取り口を期待して出してはいないだろう。取り口によっては懸賞金を半額もしくはゼロにすることがあってもいい。それこそ出す方の勝手だ!(懸賞金が高額過ぎるのでついつい勝ちにこだわるのだ。)

 場所中にBS放送で2時半ころからの幕下や十両力士の相撲を見たことがあったが、彼らの方が本来の四つ相撲を取っていて懐かしさを感じることだった。彼らに懸賞金はかかってはいない。

 こうなったら「猫だまし」も「張り手差し」もできないように、本場のモンゴル相撲に倣って、四つに組み合ってから開始する相撲を採用するしかないだろう。

 あんな取り口で優勝を決めても、優勝をプレゼントされたモンゴル相撲の元横綱だった父親は喜ぶまい。

 今度日本大相撲協会の理事長に再任されたのは八角親方であったが、モンゴル相撲のように四つに組んでから始まる相撲を――とまでは無理にしても、少なくとも三役以上の力士による立ち合いからの「猫だまし」「張り手差し」「変化(肩透かし)」は早急に禁止措置をとってもらいたいものである。

 このままで行くと大相撲離れはますます進行する。


 





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