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未知の活断層

 夕方6時のМBC(南日本放送)のニュースで「未知の断層帯があり得るのでは・・・」という若干控えめな報道をしていた。Cimg8983 というのも19年前の1997年3月と5月に起きた「県北西部地震」は今度の熊本地震のニュースや解説でおなじみになった九州の活断層の地図には載っていない場所で起こっているようなのだ。Cimg9003 1997年の県北西部地震の震源は今回動いたとされる日奈久断層帯(画面の真上)の下に書かれている「出水断層帯」という文字のうち「出水断」という辺りなのだそうだ。

 そこは旧宮之城町(現さつま町)で、それまで活断層の存在は知られておらず、今度の熊本地震報道の活断層の地図にも記されていない。Cimg8985 3月の時はマグニチュード6.6、震度5強の揺れが発生したが、特別大きな被害は出なかったのだが、5月に震度6弱の揺れがあり、この二度目の地震で宮之城高校をはじめ小学校数校が壊れ、ケガ人が110名、損壊家屋は70棟ほどに上ったという。Cimg8988 2か月を置いているとはいえほぼ同じ場所で連続して震度5強以上の地震が発生したわけで、Cimg8991 その当時、旧宮之城町役場で総務課長だった人が、「専門家も、また同じような大きさの地震が起こるとは予測していなかった」というコメントをしている。

 二度目の地震のマグニチュードが不明だが、最初の地震は震度5強で6.6だから、それより大きいはずだ。分かっているほうの最初の地震の6.6は今度の熊本地震の前震6.5より大きい。とすれば、旧宮之城町の直下に未知の活断層があると考えたほうがすっきりする。

 報道では薩摩川内市で震度6弱を観測した1997年5月の地震の時に川内原発が停止したかどうかの言及はなかったが、当然一時停止はしただろう。その14年後に東日本大震災が発生し、福島原発が被災して放射能をまき散らし、全原発は停止した。

 川内原発のみ原子力安全委員会のお墨付きを得て、去年の8月に4年半近くのブランクののち再稼働したわけだが、このМBCテレビニュースの特番は「県北西部地震の教訓」を生かしたのだろうか? と疑問を投げかけている。

 上の図によると、川内原発の周囲には日奈久断層帯の延長上と思われる「甑(島)断層帯」、並行している「出水断層帯」、南側に東西に走る「市来断層帯」とあたかも川内原発のある薩摩川内市を取り囲むように存在する。

 そしてどうやら薩摩川内市の北西15キロに位置する旧宮之城町の直下にも活断層があるとしてよく、もう一本新たな活断層が加わってじわじわと川内原発に迫って行くかの如き情勢である。原発を抱える薩摩川内市民は冷や冷やものだろう。

 この四月から電力の自由化が始まったが、原発が稼働しなくても電気は足りるということが全原発停止の4年半で十分に証明されたのだから、九州電力は潔く原発から手を引いたほうがいい。そうしないと逆に原発が足を引っ張って電力供給源としての九電の存在感は低下してしまうのではないだろうか。











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