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トランプの暴言とアメリカの本音

 アメリカ大統領候補予備選で共和党のトップを走るトランプの舌戦が止まらない(画像は3月31日のNHK「シブ5時から)。Cimg8560 これはもうおなじみになった「日米同盟廃止論」を匂わせる言い方だ。自分は大賛成だが、安保法制審議の際の意見陳述でよくマスコミに出てくる軍事評論家で「安保でアメリカに守ってもらったほうが安上がりなんですよ!」と言っていた人物はこれをどう聞いているのか。

 「安上がりにならなかったら、日米安保同盟は廃止して日本は日本人自ら重武装して守りますよ」と前言を翻すのだろうか。

 それとも、「だから日本はアメリカの世界戦略の仲間に入る(集団的自衛権を行使する)ってことで安保法制を成立させたじゃないですか。日本から撤退なんて滅相もないことを言わないで下さいよ、トランプさん」と泣きつくのだろうか。

 でも、トランプは「金を出さなければ撤退だ」と言い続け、結局、戦闘機や武器をしこたま買わされた上に、駐留経費をもっとふんだくろうとするだろう。Cimg8558 ここまで言い始めたよ。日本は国連憲章の第53条国(敵国)だから、常任理事国なら保有できる核兵器は持てないことになっている(そう対日戦勝国たちは取り決めている)。もし日本が核保有をするとなれば、持っている国から調達(購入)することになる。金さえ出せばたぶん保有できるだろう(天文学的数字?)。

Cimg8556


Cimg8557 日本(や韓国)に核兵器を持たせて、それを使って北朝鮮とドンパチやってほしいらしい。

 北朝鮮の仮想敵国はアメリカであって、日本ではない。もともと北朝鮮が中国共産党政府の後援を得て始めたのが朝鮮統一戦争(動乱)で、それに介入したのがアメリカ(一応国連軍という体裁だが)であり、北朝鮮は邪魔建てしたアメリカが憎いのである。

 そうであればアメリカと中国共産党政府との間で北朝鮮問題は解決すべきもので、日本は朝鮮半島から70年も前に手を引きかつ1975年の日韓共同宣言で戦前の統治時代のすべての権利義務は放棄しているわけだから手を出す必要はない。

 しかし、安倍政権が国連憲章上日本が持てるはずのない「集団的自衛権」があるとして、このような北朝鮮がらみの「周辺危機事態」で「最も緊密な他国(要するにアメリカ)」が武力攻撃を受けるか受けそうになり、そのことが日本に大きな影響を及ぼすと認めれば、北朝鮮を攻撃せざるを得なくなる。

 そこまで安倍政権(日本政府)が動くことはあり得ないとは思うが、アメリカがそうしろと言ったらやらざるを得まい。それが安保同盟かつ「集団的自衛権」によってアメリカとの軍事協力をより強めてしまった「安保法制」の恐ろしさだ。

 上の最後の画像のトランプの言葉通りになる可能性はかなり高まっただろう。今度の参議院選挙は18歳から参政権が与えられる最初の選挙になるが、18歳から20歳という理想主義に燃えている若者たちを侮ってはいかんぜよ、自民党。

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