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鬼界カルデラ噴火災害

 夕方6時過ぎのNHK鹿児島で「かごしま防災最前線」という特集があり、鬼界カルデラの噴出を取り上げていた。Cimg8794 1月は桜島の大正大噴火を話題にしていたが、今回の鬼界カルデラ大噴火はそれをはるかに上回る規模の災害をもたらした。Cimg8795 薩摩半島南部から直線距離にして50キロほどの南海上に浮かぶ薩摩硫黄島がそのカルデラ噴火の名残の外輪山で、現在は一応は活火山だがほとんど無害である。

 しかし約7300年前に巨大なカルデラ噴火を起こし、薩摩半島部はもちろんだが大隅半島の大部分にも甚大な被害をもたらし、鹿児島で栄えていた高度な縄文早期文化を壊滅させているCimg8802 巨大噴火で恐ろしいのが火砕流で、上の図で赤茶の部分が火砕流の到達した範囲とされている。このことを研究し推定図を描いたのが、Cimg8798 北海道大学の名誉教授である宇井忠英氏。Cimg8803_2火砕流は水より密度が小さいので軽く、海上を平気で走ってくるそうで、時速でいえば100キロにも達し、いま宇井氏が見下ろしている根占(南大隅町)の海岸まで噴火してから1時間もかからないうちに押し寄せて来ただろう、と語る。

 火砕流は何もかも飲み込んで焼き尽くし、南大隅町では火砕流で焼かれて倒れた上にアカホヤ(と南九州で名づけられている)火山灰に覆われ、炭化したまま横たわっていた大きな木が発見されている。火砕流のすさまじさの物証であるという。

(放映では津波のことは言及されていなかったが、海中のカルデラ噴火であるから津波も巨大なものが発生したに違いなく、しかも縄文早期後半は海進の時代で、海岸線が現在よりだいぶ内陸側に入り込んでいたからその被害も甚大だったろう。まさに泣き面に蜂の状態だった。また大陸の「河姆渡遺跡」に代表される古文明も大津波によって同時に壊滅したのではないか――とも考えられる。)

 ※ここまで書いていると、9時過ぎのNHKニュースの途中で急に地震警報音が発せられ、何だろうと思っているうちに横揺れを感じ、慌ててデジカメを持ち出してその画面を撮影した。以下は9時半ころのニュース9の画像である。Cimg8820 一体どこで地震があったのかと思えば、熊本地方だという。しかも震度7とは驚きだ。

 九州で暮らしてもう35年にもなるが、熊本で大きな地震があったのを聞いたことはなかったし、突然の揺れが震度7とはただ事ではない。Cimg8822 数分後、ようやくマグニチュードと深度が分かった。震源は熊本市の東南部に位置する内陸の益城町で、深度は10キロ、マグニチュードは6、5。

 エネルギーは巨大というほどのものではないが、震度7はあの阪神淡路や東日本大地震と変わらない大きさである。内陸部の浅い震源だったため狭い範囲で大きく揺れたのだろう。おそらく活断層のしわざだ。Cimg8824 しばらく画面にくぎ付けになっていると、10時を回ったころに再び「緊急地震速報」が警報音とともに表示された。

 この時はこっちでは揺れは感じなかったが、10時06分に余震が発生したらしい。同じ益城町では震度6弱であった。Cimg8831 今朝6時台のNHKでは「9人の死亡が確認された」とあった。今のところ行方不明者はいない模様である。

 ※熊本城の天守の屋根瓦が半分も落ちてしまったり、天守閣の土台部分の石組みが崩壊しているのが映し出されたが、これは想定外だったろう。





















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