田園は大忙し
昨日今日と爽やかな五月晴れ。
今朝10時ころに仕事から帰る途中、星塚敬愛園近くの畑でたくさんの人が出てサツマイモの苗を植え付けていた。
午後その畑に行くと、一枚の畑がそろそろ終わりそうだった。
7名でやっているので相当に早い。
しかし気温が高い。さっき我が家の玄関口の寒暖計では27度を指していた。日なたでは黒マルチビニールの照り返しもあるから体感温度35度くらいあるかもしれない。
だが、このところの晴れ続きで湿度が低いのと、西の風が適度に吹いているので、暑さはしのげそうである。 植え付け用に準備された畑がまだ結構多い。去年も植え付けが遅いほうだったが、今年はそれよりまだ遅い。桜が開花してからの3月の寒さが、芋の苗にしろ、稲の苗にしろ生育を遅らせた原因だ。
四月は気温はさほどではないが、雨が多くて日照不足にたたられ、これも苗の生育不良を阻害したようだ。
近くの野菜の無人販売所にいた経営者の農家のおじさんは、「デメ竹(大名竹・台明竹)が今年はもうでちょい(出ている)。かねてなら5月下旬からが本番なのに・・・」と首をかしげ、「孟宗(竹)も早かったが、こげんこっは初めてやっど・・・」とデメ竹の皮を剥きながら話していた。 と、無人販売所越しにコンバインが動いているのが目に入った。
麦を刈っているところだ。販売所のおじさんに聞くと、大麦か燕麦(エンバク)じゃないかという。大麦は味噌の原料でエンバクは家畜の飼料用だ。
コンバインの人に聞こうとしたが畑が高い上に機械のエンジン音でとてもじゃないが声は届かない。
手伝いをしている人を捕まえて聞いてみると、何とパン用の小麦だという。
日本で作る小麦は一般的にはパン用ではなく、グルテン量が少ないためほとんどがうどん用である。
しかし品種改良が進んだのだろう、日本の気候に合い、しかもタンパク質(グルテン)含有量の多い小麦が採れるようになったのかもしれない。農業も地味だが品種改良による生産性の向上とか多様性に関しては日進月歩なのだ。
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