星塚敬愛園夏祭り2016
星塚敬愛園の夏祭りが昨日(7月27日)の夜、開催された。 7時少し前の会場の様子。
敬愛園公会堂前の広場には焼酎や生ビールの売店が並び、その奥の広場では敬愛園職員の催し物が最後の場面を迎えていた。 7時ちょうどに始まったプロ歌手による歌謡ショー。今回はこの瀬口侑希と新沼謙治だ。
持ち歌は舞台上で唄ったが、
そのあとに、NHKの歌謡番組で「さすらいの歌姫」として、あのきみまろやコロッケと組んで各地の家庭を訪問しては夫婦の思い出の曲を唄うというスタイルのコーナーで活躍していたころの、言わば「思い出のメロディー」を5曲ほど唄った。舞台を降りての大サービスに観客は大喜びだった。
この人の声は伸びとつやがあって素晴らしいし、何を歌わせてもそつなくこなすのだが、何か一曲大ヒット曲があるか――というと想い浮かばない。
プロデビューして17年目という。舞台に立った姿は見栄えがするのでこうして各地を歌って回っていれば、いずれはヒット曲に出会うのかもしれない。
司会者との話では、神戸育ちで父親は大分県出身の船乗りだったとか。ただ、デビューの年にお父さんが他界したそうで、そのあたりはドラマチックだ。「父を慕って」というような曲想なら受けるだろう。 そこへ行くと次に登場したベテランの新沼謙治は、何しろ「嫁に来ないか」という大ヒット曲に恵まれている。
だがその後の大きなヒットには恵まれず、嫁になった人がバドミントン女子シングルスの世界大会(イギリスのユーバー杯)で日本人初のチャンピオンになった湯木博江さんだったこともあってそっちのほうに話題が向けられることが多くなった。
事実、夫婦そろってベテランズ大会などにはよく出ていたようである。しかし数年前に博江さんは癌で亡くなっている。 持ち歌の「左官屋こね太郎」という歌を唄いながら客席を回っているとき、曲が余りにもリズミカルなので近くで見ていたおばさんが踊り出した。これには驚いた。
新沼謙治は岩手県の大船渡市出身で、栃木県宇都宮市の左官業に弟子入りしていたことがあり、その時に当地ののど自慢で優勝し、さらに勢い余ってスター誕生に出て見事に優勝。以後、歌手の仲間入りをするが、神奈川県の左官業組合のテーマソング「左官屋こね太郎」が持ち歌になったのはその縁だそうである。 一人当たりの持ち時間が長いためか、新沼謙治はギターを弾きながら唄った。曲目は古賀メロディーで、「影を慕いて」ともう一曲(曲名はど忘れした)唄ったが、有名歌手の生の弾き語りは始めてだったのでうれしかった。
9時少し前に歌謡ショーが終わり、すぐに花火が打ち上げられた。
公会堂の奥の広場から打ち上げられているようだ。
去年も感じたが、花火が年々派手になっていくような気がする。もちろん見る方は大歓迎だ。
町の打ち上げ花火のように「〇〇会社の協賛です」が無い分、打ち上げの間隔が短く、15分ほどの時間でどれだけの花火が打ち上げられたのか見当もつかないが、見応えは充分であった。 帰ろうとしているところへ知人が車いすを押して通りかかった。車椅子のおばあさんは知人の伯母さんで、何と女優・榮倉奈々の祖母であるという。
榮倉奈々は東京育ちだが、祖父母は肝付町内之浦の岸良の在である。
彼女は歌手ではないが、何か歌でも披露できればこの夏祭りに呼ばれることがあるかもしれない。楽しみにしておこう。
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