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高校の同期4人来る

 同期というのは同じクラブ活動をしていた5人組で、その部活とは、何と、いま(特に女子では)超トレンディなスポーツ「バドミントン」である。

 風貌からすると自分などはだれが見ても屋外の野球・サッカーのタイプだ。

 実は山岳部に入りたかったのだが、あの頃は結構雪山などで遭難するニュースが多く、特に父親から反対されて仕方なく屋内に転向して剣道かとも考えたが、剣道部の部室を覗いたら空いたドアから流れてくる汗のすえた臭いに顔をしかめ、たちまちUターンしてしまった。

 そこで体育館の一階フロアの周りに部室はなく、着替えは二階部分にあるちょっとした観覧回廊でやっていたバドミントン部がいやでも目についたので、そこに決めたのだった(ただし女子には別室があった)。

 と、まあ、あっさりと決めたわけだが、本当言うと、中学校の3年生の時に2学期から何の理由だったかは当時は解らなかったのだが、美しい女性体育教師が赴任してきて、体育館でバドミントンをして見せたのである。

 今から思えばそれまで在籍していた女性体育教員が産休か何かで休職したために、若い彼女が臨時雇用でやって来たのだろうが、何しろ若くて綺麗、その上スタイルも抜群であった。

 体育館に蝶が舞うといった風情で、男にしろ女にしろスポーツは今でこそ白い歯を見せリラックスしてやって見せるのが当たり前だが、当時は奥歯を噛みしめながら顔をこわばらせて演技するのが当たり前の時代、そんな中、彼女は時に笑顔を見せながら実に伸び伸びと白い羽(シャトル)を追っているではないか。

 多感な15歳が、魅せられないわけはない。

 山岳部→剣道部→バドミントン部という一見して不可解な部活選択の航跡をたどったのもむべなるかな、だろう。

 
 その高校の時の同期4人が、今度は鹿屋に集まったのが11月5日の土曜日。
 
 皆は首都圏内に暮らしているのだが、面白いことに東京・神奈川・千葉・茨城とすべて都道府県違いである。そこからそれぞれが別行動で鹿屋にやって来た。 
 
 車で来たのが二名。一人は奥さん同伴だ(犬も3匹)。途中、広島やら熊本やらに立ち寄りながら遠路約1600キロをどこ吹く風の気まま旅だったようだ。

 あとの二名は飛行機だったが、大分空港で降りて湯布院の○○岳に登ってきたとか、霧島に一泊したとかで話を聞くだけでも面白かった。

 ともあれ、鹿屋市内の某ホテルで宴会し、宿泊。

 去年はこちらから東京に行って会って飲んでいるが、やはり宿泊となると違う。66,7歳の押しも押されもせぬ一押しのおじさんたちが、50年前の青春時代に戻った。


 翌日6日は、午後の便で鹿児島空港から帰る二名にせめてここだけは案内しようと、吾平山陵へ。他の車組も同行したが、いずれも初めての訪問であったから、「へえ(いいところだね)!」の連発。

 次に案内したのが神川大滝だ。

 吾平山陵から中央線を南下し、大根占の街に下り、そこからもうわずかで大滝に――と神川沿いの道を大滝入り口の先まで走っていくと道路に大きな石や土砂が溢れており、完全な通行止めに!

 大滝入り口の案内板(というよりかアーチ)の手前に「通行止め」の表示があればいいのに、と(一人の土木技術士が)ぶつぶつ言いながら道を引き返し、さてどうしようかと思案をしたがすぐに大滝を上から見下ろす「吊り橋」があったことを思い出し、直ちにそちらへ向かった。

 大根占の中心部に着く手前に、左折してスズシロの里という老健のある高台への道をとると5分ほどで平たん部の4差路に差し掛かり、そこを左折してさらに100メートル先を右折。(「青山荘」(高齢者施設)の看板あり)。

 200メートルほど行くと高齢者施設を右に見て、道は急に細くなってやや下って行くが、どうか倒木や土砂の障害がないようにと願いながら、約1キロを無事に通過して「吊り橋」のたもとへ。

 吊り橋は10月の台風でもびくともしなかったようだ。平成2年に建設されており、件の土木技術士は「鋼鉄のワイヤーなら100年は持つよ」と我々を安心させた。

 吊り橋は神川の川面から約70メートル。わずかに揺れる橋からは高さ25メートル、幅40メートルという端正な「神川大滝」がまさに手に取るように下に見える。皆、感嘆これ久しうしたようで、ここまで案内できてよかったと思った。

 再び大根占の町中まで戻り、ここで佐多岬方面組の車二名(奥方まで入れて3名)と鹿児島空港組の二名に分かれた。

 空港組の二人は送ることにし、大根占から古江、垂水、そして「道の駅たるみず」。ここで休憩を入れ、さらに二川、福山、敷根までの長ーい海岸線をひたすら走り、鹿児島空港着が13時45分。

 さらば、同期の桜。また逢う日まで、元気でな。

 (※写真は多々あるのだが、当ブログでは「ディスクの容量が不足しているので、アップはできません」と表示されるゆえ、文章から画像を想像して下され。)

 

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コメント

鹿屋市では、大変お世話になりました。

高校のバドミントン入部の理由を初めて知りました。
そんな時代が松下さんにもあったのですね。微笑ましい!気持ちはよくわかります。

九州には、深田久弥の「日本百名山」には、6座挙げられていますが、今回の久住山を登ったことで、残りは、阿蘇山と祖母山の2座となりました。いつかまたこの2座を登るべく、九州を訪れたいと思います。

投稿: 鈴木敏郎 | 2016年11月19日 (土) 23時36分

敏郎殿。

 今度九州に来る時にはぜひ我が家に泊まって下さい。

 祖母山は登ってみたい山なので、挑戦の際は一緒に登りたいと思います。

 できればここ3年以内にね。

投稿: kamodoku | 2016年11月20日 (日) 08時43分

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