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安倍-トランプ会談

 17日に安倍首相はわざわざ次期大統領のドナルド・トランプ氏の私邸(トランプタワー)にまで出向いて、当選おめでとうを言いに行った。

 まだオバマ氏が現職の大統領でありながら、オバマ氏には会わずにトランプ氏と1時間半ほど私的に会談した後、そそくさと帰国した。日本国を代表する最高職にある人間がやったにしては、やや、外交上非礼ではなかったかと思われる。

 世間(メディア)では、世界が驚くほどの迅速かつ初の次期トランプ大統領訪問だった――などと、持ち上げているきらいがあるが、漏れ聞くところによると、安倍首相は外務省からは次期大統領は民主党のヒラリー・クリントンに間違いないとして様々なレクチャーを受けていたようだったが、トランプが当選を決めた際には、

 「話が違うじゃないか(馬鹿者)!」と外務官僚を叱責したそうである。

 そのことが事実とすると、建前は次期大統領に決まったトランプを表敬訪問したと見えるが、実は

 「トランプさんごめんね。あなたが大統領になるなど外務省の連中が考えてもいなかった。もし、そんな情報がそちらに伝わっていたら平に謝ります」

 が本心だったろう。

 だから、現職のオバマ大統領にも会わなかったのだ。要するにまだ正式には候補者の身分に過ぎないトランプのご機嫌取りに行ったとみてよいだろう。

 だれが大統領になろうとも「アメリカを怒らせてはならない(その裏返しの言葉が、日米同盟は最重要である)」が日本外交の至上命題であることがしみじみと分かる、明瞭な、しかし、さもしい行動だ。

 戦後71年。

 いったいいつになったらこうした従米外交が終わりになるのだろうか。

 トランプに期待したいのは、こういう従米的日本外交をけなして
 「日本は自分のことは外交でも、防衛でも、アメリカに頼らずに自主自立を貫けばいいじゃないか」
 とあけすけにこれまでの対米追従路線を批判してくれることだ。

 そうしたらしめたもんだ。こちとら、日米同盟はじめ二国間同盟はことごとく廃止して、「武装永世中立国」だ!(ただし、国連には加盟して応分の負担はこれまで通り続け、国連憲章53条の「敵国」条項はそのまま受け入れる。)

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