« 2017年6月 | トップページ

安全保障の後進国日本

6月にシンガポールで開かれた≪アジア安全保障会議≫に参加した稲村防衛大臣が演説したが、「まったく存在感がなかった」との酷評が掲載された。
[withnews]というサイトだが、その内容はここで。
 
 それは当然だろう。日本には独自の軍事的政策もそれを運用しようという外交政策も無く、ただ日米同盟による米軍および核武装の傘のもとにすがっているからだ。

 この前の国連における「核兵器禁止決議」でも、アメリカの核の傘のもとの安全保障に浸かっているため会議そのものにも参加せず、賛成した122か国(これは国連加盟国の3分の2に当たる)から落胆と失望を買っている。

 日米同盟がある限り、戦後体制で「世界平和を希求する」というせっかくのありがたい憲法条項がありながら、戦敗国の汚名を返上できず、日本国内でさえ「つまらぬ、負けるとわかっている戦争なんかしたから大変な目にあった。民主主義の先進国アメリカの指導下に置かれるのはやむを得ないこと。軍事的にもアメリカにおんぶしたほうがいい」との自己否定的歴史観がまかり通り、アメリカ(を中心とする連合国)の占領下から一独立国として回復し国連に加盟してはや65年にもなろうというのにいまだにアメリカへの右顧左眄、忖度が政府の基本政策とは実に嘆かわしい。

 これではいつまでたってもアメリカとの「二人羽織」(アメリカに操られているマリオネット)で、中国にもロシアにも内心は馬鹿にされていいようにあしらわれるだけだ。

 早く日米同盟を卒業し、日本は日本の独自の武力によらない「世界平和への希求と貢献」を打ち出すべきだ。世界がそれを待っている。

| | コメント (0)

唐突な揺れ

 今日の午前11時56分、とある事業所での仕事中に「ああ、もう昼だ」と思いながら片付けを始めようとした瞬間、ガタガタと大きな揺れが起きた。時間にして10秒くらいだったろうか。

 とっさに浮かんだのが桜島の爆発だ。地上4000メートルまで噴煙の上がるような爆発的噴火では「空振」(空気中に伝わる爆発の振動)でガラス戸などがガタガタ揺れる。

 ――相当大きな爆発じゃないか!?

 そう思ってすぐに桜島の方角(北西)を眺めてみた。しかし噴煙らしきものは上がっていない。

 やがて事業所の従業員がスマホを片手に近くにやってきて「地震ですよ。震源は分からないけど」と言う。

 家に帰ってテレビをつけると、なるほど地震だった。震源は鹿児島湾(錦江湾)の桜島と指宿を結ぶ線状、鹿児島市喜入町の海中だという。

 地震の規模はマグニチュード5.3。震源の深さは10キロ。津波はなし。

 浅い地震なので突然の縦揺れで、時間的にも短かったのだという。地震の起き方も「横ずれ断層」によるものだそうで、場所柄想像した霧島火山帯内部の火山性地震ではないか――との杞憂は一応払しょくされた。

 だが、この地震が鹿児島湾内の地層のひずみを解消するための横ずれだけで収まるのか、これをきっかけに火山性のマグマの動きを誘うのか、次の杞憂が発生しつつあるのを感じざるを得ない、何しろ鹿児島湾という巨大カルデラの縁に住みはじめて35年で初めて経験する震度5強の地震なので・・・。

| | コメント (0)

異例の梅雨明け?

 6月7日付のブログでは『異例の梅雨入り』と題して書いたが、あの時の異例は「我が家の愛犬ウメの冬毛の脱落が著しく遅い」という内容がメインであった。

 ウメの冬毛脱毛に関していえば、昨日たまたま近所の(といっても2キロ離れているが)獣医師のもとで狂犬病予防の注射をしてもらったのだが、その先生に話したら「このくらい遅いこともありますよ」とのことであったので安心した。

 ところで今度の梅雨だが、入梅後の南九州はやや空梅雨気味で、激しく降ったのが2回ほどであった。

 そこへ来て3日前からの「九州北部豪雨」、どうも台風3号が引き連れてきたようなのだが、かねては鹿児島での定番的なことわざ「人がけ死まんと、なげしは上がらん」(梅雨末期に必ずある豪雨が土砂崩れや洪水を引き起こす。そのことがあってようやく梅雨が明ける)が北部九州にそっくり移行したかのようである。

 ここ何年かは梅雨時に似たような現象が続いているが、しかし南九州もこれに呼応するかのように昨日から大雨が降りだした。

 今朝などは4時過ぎだったか、カリカリ・ゴロゴロの雷鳴で起こされ、その後6時ころからは篠突く雨になった。そして午前中いっぱい大降り・小降りを繰り返しながらようやく今(現在1時半)は雨も小康状態になり、梅雨らしいしとしと雨に変わっている。

 ところが遠雷はやまず、まだはるか北の高隈山の方で音がしている。

 雨が一日中、時に強く大概はしとしとと降り続くことはあっても、朝の4時ころから午後の1時過ぎまでもう9時間もの間、雷鳴を聞き続けるという経験は初めてだと思う。

 だいたい雷は長くても2~3時間、ふつうはオヤジの激怒のように1時間程度、落ちるなら落ちたで収まるものだが、今日のようにいつ果てるともなくゴロゴロ・バリバリやっている雷はちと経験がない。

 よほど南寄りの湿った暖かい気流が次々に押し寄せ、積乱雲を発達させたのだろう。
 
 ある意味で「線状」に大隅半島に押し寄せているのだが、幸いにも大隅半島には南北に谷筋と奥山を持っている地形はあっても、東西方向に深い谷筋はない。そのため北部九州の山岳地帯のようにはピンポイント的な降り方をしないので山津波のような災害には至っていないのだろう。

 それでも降り始めからの降雨量は鹿屋の吉ケ別府(肝属川の上流)では300ミリを超えた。まだ高隈山周辺では本降りが続いているようだから油断はならない。

 我が家の庭も冠水し、ところどころ水たまりが見えている。池の水も満水状態だ。

 この大雨が過ぎれば梅雨明けかと思うが、いったいどうなるのか?

| | コメント (0)

台風3号の上陸

 去年は北海道に3個の台風が上陸してびっくりしたが、今年は例年より発生が少ないと思いかけていた矢先に台湾近海で台風となった3号が、西に向かわずにそのまま黒潮の流れに沿うかのように日本を直撃した。

 夏の早い時期に南方海域で発生した台風は通常なら西に向かって行くのだが、進路予測を見て唖然としたのは自分だけではあるまい。

 7月の初旬に南西諸島を含む日本列島のどこかに上陸したというのはほとんど聞いたことがない。

 24年前の平成5年「鹿児島豪雨」の年は梅雨が明けることなく8月まで持ち越した挙句にのあの8・6水害が発生したが、その年は7月の下旬に今度の3号台風のように長崎に上陸して大分から山口県に抜けた台風があった。

 大分を初めて直撃したため、家屋の損壊被害が大きく、また「日田杉の美林」が至るところでなぎ倒されたという記憶がある。

 今度の3号は同じ長崎に上陸したが、ほぼ真東に阿蘇地方を通って海に出、さらに四国南部に再上陸し、また海に出てから紀伊半島に再々上陸したが、これは極めて珍しいことである。

 長崎に上陸したときの勢力が985ヘクトパスカルだったので、これなら上陸して九州のど真ん中を抜けるころには熱帯低気圧にダウンしているだろうと思ったのだが、結局紀伊半島から東海に抜け出るまで台風のままだった。

 7月になったばかりで九州上陸、上陸しても衰えずに台風のまま再々上陸をするという異例だらけの今度の台風だが、進路が南海トラフ、東南海トラフ、駿河湾沖という巨大地震の発生しそうな地域ばかりを通過しているのも異例――というより不気味である。

 何事もなければよいが・・・。

| | コメント (0)

都議会の変

 7月2日(日)の都議会議員選挙は、予想通り小池知事の率いる「都民ファーストの会」が圧勝した。

 驚いたのは自民党の獲得議席だ。選挙前の現有57議席が何と23議席という大敗であった。

 6月16日のブログ『加計学園問題』での予測ではある週刊誌の「自民党は4割を減らすかもしれない」を引き合いに出したが、現実は4割に減少(6割を減らした)であるから、大目に見た4割減よりさらにぐんと落ち込んだ。

 これはもう「歴史的大敗」というべきで、都議会における自民党の過去の最低獲得議席が38議席だったことを考えるとそれでも足らず、「歴史的超ド級的大敗」になった。「都議会の変」と言ってよい。

 自民党の都議連幹事長も議長も落ちたのだから目も当てられない。自民党都連会長の下村元文部科学大臣は即座に会長辞任となったが、国政への影響は相当大きいだろう。

 安倍首相は加計学園問題での突っ込みを逃れるためか、都議選への影響を薄めるためか、一昨日「獣医学部の新設は加計学園だけでなく、全国に何校でも必要なだけ建設してかまわない」なる発言をしたが、これも功を奏しなかった(というよりかえって足元を見られてしまった。あまりにも唐突すぎて、子供だましであることが、選挙民には見え見えだったのだろう)。

 安倍首相の言う「まず中央のできるところから経済を活性化してその後のトリクルダウンで地方へも波及させていく」という時の「中央」は東京のことだが、ここでは経済の活性化は支持票につながらなかったことになる。

 都民(国民)も経済中心主義(金のばらまき及び株価への一喜一憂)にはうんざりしているということだろう。

 失業率の減少や求人倍率の増加などの指標では地方への経済効果は出ているというが、あれだけ金をばらまいたのだから数字的には良くなって当然だ。

 今度の都議選の結果が地方へトリクルダウンすることはまずないだろうが、都民ファーストの会の今後の動き次第ではかなり政局は変動するに違いない。

 外交・軍事でアメリカに「忖度」ばかりしている自民党政権に活をれる大きな役割を小池氏に期待する。

| | コメント (0)

女性だけの演芸大会

 自分の住む隣町の吾平町では昔から女性だけの演芸大会が開かれていたらしい。その名も「吾平地域女性団体連絡協議会演芸大会」という。

 29回目を数えるというから相当に年季が入っている。

 吾平町交流センターの大広間で開催されたが、ここには俗に「うがやの湯」と呼ばれる銭湯があり、開催時間の7時より大分前に到着して温泉に入り、レストランで食事をしてから大広間に行った。

 200人くらいの人たちが観に来ており、すでに出し物が始まっていた。

 出し物26番のうちほとんどが演歌やポピュラー、股旅物に踊りの振りを付けたものだが、当節では珍しくなくなったフラダンスも2番あったりしてバラエティに富んでいた。

 中でも出色だと思ったのはフラダンス「花は咲く」だった。ただし「花は咲く」の歌詞をハワイ語に翻訳したものを流して踊ったのだが、これは実によかった。あの希望があるとはいえ悲愴な曲調も「軽み」に昇華されていて思わず引き込まれた。

 ほかに印象に残るのは日舞の「ひとり薩摩路」で本格的な舞だった。それから「岸壁の母」はどういうわけか二人の老婆役が登場し、交代で踊ったというより腰を曲げて杖を衝きながらよろよろと舞台狭しと歩き回ったが、それはそれでよかった。

 「東京だよおっかさん」も老婆(老母)とその娘の二人が登場するのだが、娘との掛け合いや仕草が面白おかしく、ついつい大声で笑ってしまった。

 市町村主催の芸能祭や文化祭では踊りと言えばたいてい「○○流」という稽古場の流派名が付くのだが、この地域ではほとんどが素人のようで、一か月の特訓のせいか舞台の上で踊るのを心底から楽しむ余裕のある演技を見せていた。

| | コメント (0)

« 2017年6月 | トップページ