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どの党も・・・。

 衆議院選挙戦たけなわのようだが、鹿児島では大隅地方は姶良郡区と合体されてますます大面積になったのに「小選挙区」とは悪い冗談だ。

 「有権者数何十万にひとりの議員」という数字だけが独り歩きしている。これでは過疎地域の声はますます聞こえにくくなり、人口の増加している首都圏・大阪圏・名古屋圏などの地域だけが国政を左右することになって行く。

 北海道に次ぐ面積を持つ岩手県ではたった二つの「小選挙区」しかないが、そのうちの一つが議員一人を選ぶ最も面積の広い小選挙区で、報道によると選挙運動カーをただ走らせるだけで選挙区内の端から端まで13時間もかかってしまうそうである。

 それに比べると東京などは、ほぼ23区ごとに小選挙区があり、隅から隅まで移動しても車で1時間もかからないような極小面積である。選挙運動もしやすいが当選後の議員活動もやりやすい。

 有権者の人口もだが、そこにこの選挙区の面積を考慮して加重し、さらに大切なことだが、選挙民の投票率をも加味して議員数を決めたらどうだろうか。

 そうなると東京の小選挙区は現在の3分の1ほどになり、大阪圏・名古屋圏でもかなりの削減になって「小選挙区」は半減し、当然その分議員数が大幅に減る。100議席くらいは減少するだろう。

 希望の党だけが議員定数の削減を前面に出しているが、その削減方法はどのようなものだろうか?


 また希望の党だけが「一院制」を主張しているが、これにも賛成である。参議院の「参議」とは「功労者による顧問官」という存在意義で、長年の行政経験者がその蘊蓄をもって参与するのが本来の属性であるから、人気タレントなどを参議院議員にするなんてことはありえない。

 参議院議員の存在感が極端に薄いので国民(選挙民)の関心を引くためにそのような慣例が定着してしまったのだろうが、これでは全くの税金の無駄遣いである。

 それより本来の「参議」に立ち返り、各都道府県の知事や議長を務め上げた人物を就任させ、年俸制ではなく参議に加わるときにのみ「実費弁償」でやってもらうようにすればよい。

 
 原発ゼロも希望の党とあと一つの党だけが主張している。

 
 今回の「国難突破解散」による「大義」の一つが消費税増税の増税分の使い道の変更だが、これについては今回の解散総選挙ではなく、来年度の衆議院議員任期満了による総選挙の時の争点で十分間に合うのに無理やりに入れ込んでしまったのだが、その理由は「国難の基になりつつある北朝鮮へのアメリカの軍事的介入」を昨年法制化した安保関連法によって支援することが現実化してきた(きな臭くなってきた)ことを踏まえての論点ぼかしだろう。

 北朝鮮の金正恩が「王様」を「退位」しない限り、アメリカの軍事攻撃は避けられないが、安倍さんは「自分の代で拉致問題を解決する」と言ったのだが、北朝鮮へ出向くこともなく絵に描いた餅に終わってしまった。残念なことである。

 去年のアメリカ大統領選挙では安倍さんはじめ自民党政府は民主党候補のヒラリー・クリントンの当選を当然視していたのでそうなったら北朝鮮とのトップ外交も可能だったとも思っていたのかもしれないが、想定外の強硬派であるトランプが当選してしまったので、その後はあたふたとトランプ詣でに突っ走り、とうとう北朝鮮とのトップ交渉など雲散霧消して「トランプ様、あなたのやり方でやってください。従いますよ」と太鼓持ちになってしまった。

 ヒラリーが大統領だったらここまで卑屈なすり寄りはしなかっただろう。


 「日本をリセットする」と言っている小池百合子氏の「リセット」は「しがらみの排除」ということだが、その中に「日米安保」のリセットが入ってないようなのは残念至極だ。

 世界でも稀な二国間軍事同盟が結ばれているのは日本とアメリカ、韓国とアメリカだけである。安倍さんは『美しい日本へ』という本の中で「母方の祖父である岸信介はそれまで占領軍だった米軍を同盟軍に変えたのである。その功績は大きい」などと書いているが、米軍の存在は安保条約・地位協定などにより片務的かつ治外法権的でとてもじゃないが「同盟」と呼べる代物ではない。

 アメリカの核の傘に入って守ってもらっているからと、「核兵器禁止条約」に参加さえしなかった日本政府のあり方を見てもそのことは即座に納得される。軍事的には日本はアメリカの属州とさえ言える状態なのである。

 情けない話だ。安保条約を破棄して日本は日本独自の平和外交を展開するべきだ。


 その前提として天皇の「永世中立国宣言」が必要だと思う。一番いいのは天皇の御所を平安京都に戻して、京都御所において宣言されることだ。

 日米二国間軍事同盟の安全保障条約を破棄すること。天皇が日本の永世中立国宣言をされること。そして京都御所に戻られること(還都)。

 これがこれからの日本の礎でなければなるまい。


 

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