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沖縄慰霊の日

 沖縄戦終了の日が今年もやって来た。

 73年前の今日、前日に現地日本軍の司令官たちが自決し、組織としての戦闘は終わった。

 この日を記念して行われる「沖縄全戦没者慰霊祭」(正式名称は沖縄平和祈念式)の会場になっている摩文仁の丘の風景が流れる始めた時、ちょうど沖縄地方の梅雨が明けたというアナウンサーの声があった。

 空は晴れ上がり、遺族・来賓者席はテントで覆われているが、団扇や扇を使う人々が多かった。


 この6月23日、あるいはその前後の日に、沖縄では小学校を中心に『月桃の花』という歌が唄われることが多いようだ。

  
  月桃の花 (詞・曲 海勢頭 豊)

 1 月桃ゆれて 花咲けば 夏のたよりは 南風
   緑は萌える うりずんの ふるさとの夏

 2 月桃白い 花のかんざし 村の外れの 石垣に
   手に取る人も 今はいない ふるさとの夏

 3 摩文仁の丘の 祈りの歌に 夏の真昼は 青い空
   誓いの言葉 今も新たな ふるさとの夏

 4 海はまぶしい 喜屋武(きゃん)の岬に 寄せ来る波は 変わらねど
   変わる果て無い 浮世の情け ふるさとの夏

 5 六月二十三日待たず 月桃の花 散りました
   長い長い 煙たなびく ふるさとの夏

 6 香れよ香れ 月桃の花 永遠に咲く身の 花ごころ
   変わらぬ命 変わらぬ心 ふるさとの夏 ふるさとの夏


 今日の慰霊の日の式典が行われているのが、3番の歌詞にある「摩文仁の丘」。

 またその丘から海への絶壁としてそそり立つのが、4番の詞にある「喜屋武の岬」。
 米軍の攻撃を逃れて摩文仁の丘に上がったはいいが、身を隠す余裕もなく、この岬から多くの人が海に身を投げた。

 沖縄戦は日本国内で初めての地上戦であり、同時にこれが最後の地上戦になった。当時の沖縄県民の25パーセントが戦闘・自決・巻き添えで亡くなったという大惨事だった。

 要するに本土の防護壁になったのである。その沖縄は今も日本(沖縄自身も含むとはいえ)の防衛最前線を担っている。その根拠が日米安保だ。

 日本中に点々と置かれている在日米軍基地の総面積の75パーセントを沖縄にある米軍基地が占めている現状は辛かろう。気の毒だ。

 在日米軍の再編成を促し、沖縄の基地負担軽減に努力している――などと安倍総理は式典で例のごとく挨拶していたが、単一の同盟国の軍隊(米軍)を置くこと自体が国連憲章に違反しているのだから、日米安保はもう廃止すべきだ。

 同時に永世中立も宣言する。そうすれば米軍を離れた日本が他の国と軍事同盟を結ぶのではないか――というアメリカ側からの疑心暗鬼も起こらないだろう。

 米軍がいなくなったら中国が攻めてくる、ロシアが北方領土を返すどころか一大軍事基地を置いて日本を威嚇する――などと言うアメリカ依存症に罹った人間はアメリカへ行ってくれ。そうしたら治るだろう。

 むしろ中国は新たな見直しで、日本と仲良くしようという機運が高まるし、ロシアは本気で北方領土交渉に乗ってくるだろう。(ただし、余りに対中・対露に打ち込み過ぎるとアメリカが不快になり、制裁などちらつかせるかもしれないからほどほどでなければならないが・・・)

 フリーになった日本外交は「永世中立国」というもっとも日本に相応しい看板で世界の引っ張り凧になる。中でも沖縄は世界最高のリゾートになること請け合いだ。

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